くらし情報『「今さら聞けない ! 」マーケティング担当者のためのアドテクノロジー (4) DSPの「入札戦略」とは』

「今さら聞けない ! 」マーケティング担当者のためのアドテクノロジー (4) DSPの「入札戦略」とは

×予測CTR(0.001)×表示(1000回)=入札額(100円)

しかし同方法は、インプレッション単位で最適な入札額を決めオークションに参加するため、効率は保証されますが、広告表示の絶対量を必ずしも保障できる仕組みとは言えません。条件を満たした入札は行うことができますが、配信量は入札結果によって変動してしまうということです。

○最適化(入札額の調整)

DSPの取引は一般的に、1000回表示あたりの広告コスト(CPM)で行われます。そのため、予測精度が悪いと期待値が低い広告を割高で購入したり、期待値を低く予測すると、広告の表示機会を失ってしまいます。

一方で、キャンペーンを細分化し、それぞれを予測することで、入札のROI管理を実現しています。この優れた予測機能によって、キャンペーン内の限られた予算で最大の効果を出すための運用が可能となります。少し分かりづらいので、先ほどの例で解説します。

キャンペーン全体の目標CPCは100円、予測CTRは0.1%です。
仮に、条件Aの予測CTRが0.2%、条件Bの予測CTRが0.05%だったとします。その場合、それぞれの入札額は200円、50円となります。

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