ハイアールアジア、埼玉県に研究開発拠点をオープン - 熊谷市から世界へイノベーションを
ハイアールアジアは3月19日、埼玉県熊谷市に新たなR&D(研究開発)拠点となる「ハイアールアジアR&D」の開所式を行った。
このたび開所したR&D施設は、ハイアールアジアの100%子会社であるハイアールアジアR&Dが利用する。冷蔵庫、エアコンを中心とした白物家電の基礎研究や企画、デザイン、設計、製品の品質保証に関わる業務を行う拠点という位置付けだ。産学連携など外部機関との共同研究・開発を行うオープンイノベーションの場としても機能させていくという。
ハイアールアジアR&Dは、グローバルに展開するハイアールグループのR&D拠点で5カ所目にあたり、敷地面積は約12,426平方m、延床面積は約14,930平方mと、世界でも最大規模を誇る。2012年に三洋電機の白物家電事業を買収し、日本法人を設立したハイアール。今回の新施設は群馬県大泉町にあった旧三洋電機時代の製作所を移転するかたちで、2013年7月に着工、2015年1月に竣工した。大泉町の施設と比較して、約1.4倍の規模となる。
敷地内には、6階建ての事務棟のほか、5階建ての実験棟、2棟の別棟を有する。