3月に修正されたばかりのFlash Player脆弱性を悪用する攻撃が確認される
トレンドマイクロは23日、エクスプロイトキット「Nuclear Exploit Kit」が、2015年3月に修正されたばかりのAdobe Flash Playerの脆弱性(CVE-2015-0336)を利用するよう改変されていたと発表した。
今回の攻撃に利用されたエクスプロイトコードは、同社製品で「SWF_EXPLOIT.OJF」の名前で検出されるもの。Internet Explorerの修復ツールや、日本の成人向けWebサイトを改ざんしたサイトを介して、「hxxp://_ibalinkmedia[.]com/S0ldSAZRTlpQVV8MXFhfUVcMUx1RW14.html」に誘導されたのち、Flashのエクスプロイトコードが読み込まれる。
同社は上記URLが「Nuclear Exploit Kit」による攻撃で使われたURLと一致すること、誘導先のWebサイトの内容が「Nuclear Exploit Kit」のものと一致することから、確認された攻撃が「Nuclear Exploit Kit」を利用するものと判断。同社のクラウド型セキュリティ技術基盤「Trend Micro Smart Protection Network」