GNOMEの次期リリースを控え、GTK+ 3.16が登場
3月22日、GNOMEの次期バージョンのリリースへ向けGTK+の最新バージョンとなる「3.16.0」のリリースが「GTK+ 3.16.0 released」において伝えられた。GTK+ 3.16.0ではOpenGLを使ったGDKが実装されたほか、GtkGLAreaにおいてもOpenGLを使ったレンダリングが可能になっている。
GTK+ 3.16.0の主な新機能は次のとおり。
GDKにおけるOpenGLを使ったレンダリングのサポート(X11およびWaylandでlibepoxyを使っている場合)
GtkGLAreaにおけるOpenGLを使ったレンダリングのサポート
スクロールに関する機能のオーバーホール
Mirバックエンドの追加(実験段階)
非推奨とされてきた機能の削除
GTK+はマルチプラットフォームで動作するGUI作成のためのツールキット。C/C++のみならず、PythonやJavaScriptといったプログラミング言語からも利用でき、さまざまなアプリケーションが使用する人気の高いツールキットの1つ。今週にはGNOMEの次期バージョンのリリースが予定されており、関連したアプリケーションやツールキットのリリースが相次いでいる。