来るべき「Any Dvice」時代に備えるには - "デバイスありき"からの脱却を
家庭用・業務用を問わず、PCには当たり前のようにセキュリティ対策ソフトがインストールされているため、セキュリティの脅威に対して大多数のユーザーは「自分は大丈夫」と思っているのではないだろうか。しかし、オンライン詐欺を含め、年々複雑化するサイバー空間における脅威に対し、従来型の対策では不十分といった事態が増えつつある。
そうしたなか、去る3月15日(日)に東京・秋葉原で開催されたイベント「PCを本当に快適にするセキュリティ講座」では、家庭でもすぐに実現可能な強固なセキュリティ環境の構築方法について、識者らによる解説が行われた。本イベントは、セキュリティ分野で豊富な実績を有する純国産トップセキュリティベンダーであるハミングヘッズのエキスパート執筆による書籍刊行を記念して開催されたもので、日曜日にもかかわらず、多数のユーザーが会場に詰めかけた。終日熱い空気に包まれたセミナーの模様をお伝えしよう。
○BYODで大事なのはデバイスではなくサービス!
基調講演に登壇したのは、日本マイクロソフト 業務執行役員・エバンジェリストで、"プレゼンの達人"として知られる西脇資哲氏だ。「BYOD実現!! ワークスタイル革新とセキュリティ上のポイント」