IEEEの国際会議「Cool Chips XVIII」 - 4月13日から横浜で開催
3月も終わりに近づき、4月になれば「Cool Chips」の季節である。Cool Chipsは8月に米国で開催される「Hot Chips」の姉妹会議で、コンピュータや半導体設計関係の発表が行われるIEEE主催の国際会議で今回で18回目の開催となる。会期は4月13日から15日の3日間で、場所は、横浜DeNAベイスターズの本拠地である横浜スタジアムにほど近い横浜情報文化センターである。
Cool ChipsのホームページにAdvanced Programが載っているが、初日の4月13日はチュートリアルの講義で、3つの講義が行われる。最初の講義では、フランスのCAE-LETIのEdith Beigne氏がメニーコアアーキテクチャのDVFSについて説明し、超広範囲動作電圧(UWVR)の設計手法について解説する。2番目の講義は、同じくCAE-LETIのAnca Molnos氏の、さまざまなアプリケーションでの電力消費を削減する方法や、電源ドメインごとに速度電力コントローラを配置させた低消費電力メニーコアアーキテクチャについての講義が行われる。どちらの講義も、消費電力と性能のトレードオフが重要課題となっている今日、役立ちそうな講義である。