Windows 10は新ブラウザメインに、IE11はレガシーサポート
Microsoftは3月24日(米国時間)、「Updates from the “Project Spartan” Developer Workshop - IEBlog - Site Home - MSDN Blogs」において、Windows 10で登場する新しい技術はProject Spartanのもとで開発が進められている新しいブラウザに適用し、Internet Explorer 11などにおいては従来の技術を継続して採用すると発表した。
Microsoftは当初、レンダリングエンジンなど新しく開発された技術をIE11にも取り込むとしており、従来のレンダリングエンジンと新しいレンダリングエンジンの切り替え機能を装備するとしていた。しかし今回の発表で、新しい技術はProject Spartanという名称のもとで開発が進められている新しいブラウザに対して適用され、IE11には適用されない方向へ方針が転換されたことになる。
結果、IE11はレガシーの技術のみを利用することになり、特に後方互換性が要求されるシーンでの利用が主なターゲットとなる。既存のWebアプリケーションやシステムを利用する場合にIE11が利用されることになるが、そうした利用シーンも徐々に新しいブラウザへの移行が進むと見られる。