自動運転など、いつのまにか生活に浸透する「ディープラーニング」 - 西田宗千佳の家電ニュース「四景八景」
●NVIDIAがディープラーニングに燃える理由
今回の題材は以下の記事だ。
GTC 2015 - Googleが「ディープラーニング」に対する取り組みを紹介 (3月20日掲載)
最近、「ディープラーニング」という言葉を耳にする機会が増えている。多くの人にとってはまだ縁遠く、生活に関連しないものに感じられるだろう。だが、現在その活用は急速に広がっており、製品に必須の要素となるのは間近だ。今回は、その影響と製品への組み込みの可能性について考えてみよう。
○NVIDIAが燃える「ディープラーニング」とは
件の記事で話題になっている「GTC」とは、GPU Technology Conferenceの略で、毎年、GPUのトップメーカーであるNVIDIAがこの季節にサンフランシスコで開催しているイベントである。その内容は、毎年少しずつ違う。単純にNVIDIAのGPUをアピールするイベントというわけではなく、その時々に、NVIDIAが考える「GPUの重要な使い方」「GPUとコンピューティングの未来」について考えるイベント、という色合いが強い。
そんな中、今年の軸となっていたのが「ディープラーニング」