くらし情報『テクトロニクス、帯域幅が70GHzのハイエンド・デジタルオシロを開発』

テクトロニクス、帯域幅が70GHzのハイエンド・デジタルオシロを開発

通常のアナログデジタル変換では、アナログ信号帯域の2倍を超える周波数でサンプリングする。例えば33GHz帯域のアナログ信号を対象とすると、サンプリング周波数は100GHz(100Gサンプル/秒)であることが多い。帯域が70GHzのアナログ信号では、140GHzを超えるサンプリング周波数が必要になる。

ここで問題となるのが、100Gサンプル/秒を超える速度で8ビットの分解能を備えるアナログデジタル変換器である。このような超高速の変換器ハードウェアは、実現することがきわめて難しい。現在のところ、8ビット分解能と100Gサンプル/秒の速度を両立させたハードウェアが、実用的な最高性能と言える。これ以上の性能を実現するには、時間インタリーブや周波数インタリーブなどの技術と8ビット分解能かつ100Gサンプル/秒のアナログデジタル変換器を2チャンネル、組み合わせる必要がある。

テクトロニクスが開発したのは、時間インタリーブとアンダーサンプリングを組み合わせた技術である。
ここでアンダーサンプリングとは、アナログ信号帯域の2倍よりもずっと低い周波数でサンプリングすることを意味する。具体的には、70GHzの信号帯域に対して75GHz(75Gサンプル/秒)

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