くらし情報『テクトロニクス、帯域幅が70GHzのハイエンド・デジタルオシロを開発』

2015年3月30日 13:33

テクトロニクス、帯域幅が70GHzのハイエンド・デジタルオシロを開発

と低いサンプリング周波数でサンプルホールドを実行する。まず入力信号を2チャンネルに分波し、位相を180度ずつずらして、各チャンネルでサンプリングする。するとサンプリング周波数75GHzの半分である37.5GHzを中心として、37.5GHz~70GHzの信号成分は直流~37.5GHzの周波数帯域に折り返される(エイリアシング)。また逆に直流~37.5GHzの信号成分は、37.5GHz~70GHzの周波数帯域に折り返される。

ここでローパスフィルタにより、37.5GHz~70GHzの周波数帯域を遮断する。するとDC~37.5GHzの周波数成分が残る。それから再び、100Gサンプル/秒で信号をサンプルホールドし、アナログデジタル変換器でデジタル信号に変換してメモリに保存する。各チャンネルのメモリに保存したデジタル信号をDSPによって加算してから振幅を半分に下げ、信号を再構築する。
この処理によってランダム雑音が最大で3dB低減される。

「DPO77002SX」の入力チャンネルに話題を戻そう。残りの2つのチャンネルは帯域幅が33GHzの入力チャンネルであり、サンプリング速度は100Gサンプル/秒になる。

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