子どもを持つ母親の●割が「台所用品の除菌経験なし」と回答
と回答した。「子供にとって効果があるように除菌ができているのか自信がない」(81.7%)、「きちんとした除菌方法がよくわからない」(80.0%)という回答も8割以上を占めている。
菌の専門家である近畿大学農学部の坂上吉一先生によると、春は菌の増殖スピードが速くなり、家庭内の菌が増え始める季節であるという。特に水が多く存在し、食品も扱う台所は「菌に囲まれた状態」になる。
中でも注意したいのが、まな板などの調理器具だ。こまめにケアしなければ、食中毒菌などの温床となるリスクも高まる。「まな板などの台所用品から菌が食材にうつり、お弁当箱で増殖する"菌うつり"も要注意です」(坂上吉一先生)。
そこで、気温が高くなる春は、菌が活発化する時期であることを伝えた上で、台所用品の除菌に取り組みたいか尋ねると、82.3%が「取り組みたい」と回答した。
"弁当の菌うつり"についても、知れば除菌に「取り組みたい」と回答した人が84.7%にのぼる。除菌をしないことの危険性を知れば、除菌の意識は高まるようだ。