愛あるセレクトをしたいママのみかた

自家製のなめらかジュースもフローズンもこれ1台 - うれしい進化を遂げたシャープのジュースプレッソ

マイナビニュース
自家製のなめらかジュースもフローズンもこれ1台 - うれしい進化を遂げたシャープのジュースプレッソ
●どこが進化した?

シャープが4月1日に発売するスロージューサーの新モデル「ヘルシオ ジュースプレッソ EJ-CF10A」。2012年6月に初代、2013年4月に2代目を発売し、今回で3代目となる新製品は、従来機種の使い勝手を改善しながら、新たにフローズンメーカー機能を搭載した。ウォーターオーブンやお茶プレッソと並んで、"健康的な食生活"を家電で実現する新製品をひと足早く体験したレポートをお届けしたい。

○手入れしやすくなったスクリュー&フィルター

まずは本製品で一番の改良ポイントとなるのが、「フィルター分離型スクリュー」だ。2代目モデルでは、フィルターと一体型のスクリューを採用し、部品のコンパクト化や装着、手入れなどのわずらわしさを改善したが、今回はフィルターとスクリューを分解できるようにした。

分解できるようになったことで、フィルターの網の目に詰まった食物の繊維など搾りかすを取り除きやすくなった。従来はスクリューと一体になっていたぶん、重くて扱いづらかったのだが、新製品ではフィルターのみを洗えるため、かなりラクになった。また、フィルターは袋状になっており、手を差し入れられるため、握りやすく洗いやすいというのもメリットだ。


スクリューとフィルターを分離したことによって新たに実現したのが「フローズンメーカー」としての機能だ。ジュース用のフィルター部分をフローズン用アタッチメントに付け替えることができる。どちらの発想が先だったのかは不明だが、仕様を一つ変更したことにより、二つの恩恵が受けられるという一石二鳥の改良といえる。

スクリューとフィルターが一体の従来モデルは、使用時の装着部品が少なく、組み立てがシンプルだという長所があった。フィルター一体型スクリューを本体の容器にセットして、フタをしたら上から材料を投入する、という単純なステップだけ。新製品はフィルターとスクリューが分離したとはいえ、複雑な構造というわけではなく誰でも迷わず部品を装着できるようになっている。これなら機械操作が苦手な人でも安心して使えるだろう。パーツどうしをかみ合わせなければならない部分などに、マークやガイドが描かれているのも地味ながら親切な心遣いだ。


●ジュースとフローズンを作ってみる
○低速だからなめらかな仕上がり

EJ-CF10Aは、モーターが1分間に32回転するスロージューサーだ。低速回転のおかげで、モーターによる温度の急上昇を抑えて食材の酸化や栄養素の破壊を防ぐ。低速だとアスパラガスなどの硬い食材や、水分が少ない葉物野菜などからもしっかりジュースを搾り取れ、ニンジンなど繊維の多い食材でも、なめらかでサラッとしたジュースを搾れる。カッターで食材を切り刻んで液状化させるフードプロセッサーやミキサーの類とはまったく異なるできあがりだ。

○フローズン機能の追加はうれしい進化

フローズン用アタッチメントに付け替えると、凍らせた食材をすりつぶしてシャーベットやジェラートのような冷たいデザートを作ることができる。世間一般的にみれば特段珍しい機能ではないが、ジュースプレッソでは今回が初の対応である。フローズン用アタッチメントが1つ追加されただけのように思われるかもしれないが、実際には凍った食材をすりつぶせるだけの十分な馬力(トルク)を持つモーターを組み込む必要があり、本体の大きさをそれほど変えずに実現したのはスゴイことなのだ。

前述のとおり、分離可能なスクリューとフィルターの採用により、手入れはかなりラクになった。
それに加えて、フローズン機能の搭載だ。順当な進化を遂げた3代目で、スロージューサーとしての完成度はかなり高いと評価できる。

●"とりあえず冷凍"の救世主
スロージューサーとしては高評価だが、フローズンメーカーとしては"あと一歩"と思うところもある。すりつぶして外へ押し出す過程で、押し出しきれずに中に食材がたまってしまうのだ。特に水分が少ない食材や粘り気の多い食材をフローズンにすると顕著で、容器内側の溝やスクリューの溝・隙間に留まってしまう。洗い流して捨てるのももったいないので、この点はぜひ改善してほしい。

とはいえ、スロージューサーとしての完成度の高さとフローズンを楽しめるということを考えれば、全体的に満足できる製品と言ってよい。いろいろな食材で、オリジナルのメニューを、しかも添加物など余計なものを加えずにフレッシュな状態で、自宅にいながら楽しめるというのは何と言っても贅沢。
また、腐らせてしまう前にとりあえず冷凍保存したものの、結局そのまま使わずじまい、なんて食材をフローズンメニューとして再生させれば、食費節約のためのちょっとした救世主にもなるかもしれない。

提供:

マイナビニュース

この記事のキーワード