くらし情報『事例で学ぶAndroid活用術 (9) 岡山中学校・岡山高等学校がタブレットで教育スタイルを一新』

事例で学ぶAndroid活用術 (9) 岡山中学校・岡山高等学校がタブレットで教育スタイルを一新

事例で学ぶAndroid活用術 (9) 岡山中学校・岡山高等学校がタブレットで教育スタイルを一新
日本の少子化問題は、深刻だ。1950年3,000万人だった15歳未満の子供は、1,633万人(2014年)、とほぼ半減。前年と比較しても、約16万人減少しているのだ。こうした少子化の流れは、売り手市場だった教育現場にも大きな変化をもたらし始めた。

岡山の私立中高一貫校、岡山中学校・高等学校は、生徒と教師にタブレットを導入。授業でタブレットを利用するだけでなく、生徒の出欠や学習履歴などをデータ化、生徒・教師・保護者の三者間で共有するなど、これまでにない教育スタイルをスタートさせている。

○タブレットで生徒・教師間のコミュニケーションを双方向に

「従来の講義形式の授業では、教師から一方的な情報伝達になりがちです。生徒は授業中ほとんどの時間をノートテイクに費やし、視線は黒板と机上を行き来するだけ。
教師との双方向のコミュニケーションが発生しにくい点が課題でした。また、出欠やテストの結果、保護者への連絡といった情報が紙で別々に管理しなければならず、教師も生徒も手間がかかるし、情報伝達の連携ミスも発生します。我々としては、授業中に生徒の顔が上がって教師と双方向のコミュニケーションが生まれるような新しい学習方法を取り入れ、教師と生徒で情報を共有できるようにしたい、という想いがありました。

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