三菱鉛筆が「鉛筆けずり入社式」実施 - 20人中15人が「小刀削り」初挑戦!
新年度を迎え、日本各地で新入社員の入社式が実施されている。東京・大井町の三菱鉛筆本社では、新入社員が鉛筆削りに挑戦する「鉛筆けずり入社式」が行われた。
「鉛筆けずり入社式」は、同社の鉛筆「uni(ユニ)」発売50周年に当たる2008年にスタート。当時の新入社員が、「節目の年に、三菱鉛筆だからこそできる入社式をやりたい」と直談判し実現したのだという。当初はその年限りの実施を想定していたのだが、毎年の恒例行事となり今年で8回目を迎える。
○結構難しい鉛筆の手削り
まずは新入社員が自由に「uni鉛筆」を小刀で削る「新入社員の鉛筆けずりチャレンジ」から始まる。彼らが削る鉛筆には「2015.4.1. Welcome to Mitsubishi Pencil」の名入れがされている。「ただひとつの」を意味する「Unique」がネーミング由来の「uni鉛筆」を削ることで、発売当時(1958年)の先輩たちのチャレンジ精神を感じて欲しいという狙いもあるという。
新入社員20名のうち、小刀で鉛筆を削ったことがあるのは5名のみ。残る15名は初体験だ。「過去には信じられない削り方をする新入社員もいた」と同社人事が語るように、危なっかしい手つきの社員もちらほら見受けられた。