5G Wi-Fiを差別化の武器にWi-Fi/Bluetoothに注力するBroadcom
米Broadcomは2015年3月にバロセロナで開催されたMWCにおいて、新しい5G Wi-Fi製品を発表したが、これを含めて5G Wi-Fiの動向に関しての説明会を3月31日に都内で開催した(Photo01)。
基本的な話としては、5G Wi-Fiと同社が呼ぶIEEE 802.11acは非常に強い勢いでDeployしており、今後もこの勢いは続くだろう、という見通しが語られたわけだが、この一文で終わらせてしまうのも何なのでもう少しきちんと説明したいと思う。
とりあえずWireless Connectivityそのもののニーズはどんどん高まる方向にあるのはご存知の通り。多くのサービスとデバイスが存在し、さらにこれを支えるインフラもどんどん充実の方向にある(Photo02)。このマーケット、IDCの予測では2018年までに1400億ドルまで広がり(Photo03)、台数も2018年までに100億台に達するとする(Photo04)。これだけの台数がネットワークに繋がるわけで、必要とされる帯域も当然猛烈なものになる(Photo05)、と同社では見込んで居る。
こうした状況に対する同社の回答が5G Wi-Fiである。