Xiaomiを猛追するOnePlus、独自Androidカスタマイズ「OxygenOS」公開
ハイスペックのスマートフォンを低価格で提供する戦略で成長している中国のOnePlusが、同社の端末向けにAndroidをカスタマイズしたモバイル用OS「OxygenOS」をリリースした。
OnePlusは同社初のスマートフォン製品「OnePlus One」のOSに、Cyanogenが独自にAndroidをカスタマイズした「CyanogenMod」を搭載している。CyanogenがインドのMicromaxと提携し、OnePlusのインド進出が阻まれる形になったのをきっかけに、グローバル戦略を進めるOnePlusは独自にモバイルOSを提供する計画に踏み出していた。
初のOxygenOSはAndroid 5.0.2をベースにしている。クイック設定のカスタマイズ、「ダブルタップでスリープ解除」「スクリーンに指で丸を描くとカメラアプリが起動」「スクリーンに指でVを描くとフラッシュライト機能」といったジェスチャーなど独自機能を備えているものの、機能やユーザーインターフェイスは全般的に純粋なAndroidに近い。共同設立者のCarl Pei氏によると、OxygenOSチームはバージョン1.0の開発で基本に戻り、「ギミックやムダな機能よりもパフォーマンスやバッテリー動作時間のようなものを重んじた」