また、ハイイールド債については、米国市場で、原油安に伴なって米エネルギー企業の財務悪化懸念が広がり、昨年大きく下落したものの、足元で価格は持ち直しています。欧州市場では、ECB(欧州中央銀行)の量的緩和により高格付債の利回りが押し下げられたことで、ハイイールド債の利回りも大きく低下(価格は上昇)しています。
今年予想される米国の利上げにより、米国債利回りが大きく上昇した場合、新興国国債やハイイールド債の価格変動も短期的に大きくなる可能性があります。しかし、米国の低いインフレ率などから、利上げは緩やかなペースで行なわれると予想されていることに加え、多くの国・地域で金融緩和政策が当面続くと見られることなどから、世界的な低金利環境が高利回り債を中心に債券市場の追い風になると考えられます。
(※上記は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。)
(2015年4月6日 日興アセットマネジメント作成)
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