「今さら聞けない ! 」マーケティング担当者のためのアドテクノロジー (5) 「セグメンテーション」「ターゲティング」「ポジショニング」をおさらい!
DSPの大きな特徴として、「さまざまなターゲティングを組み合わせて、より細かい広告配信を実現できること」があります。
このターゲティング手法は、多彩なものが存在しますが、これらの紹介の前に、今回はマーケティングの基本戦略となる「セグメンテーション」「ターゲティング」「ポジショニング」についておさらいしたいと思います。
アドテクノロジーの進化は、画期的な手法で推進してきた反面、やや手法先行で活用されています。現在では、アドテクノロジーによってデータが膨大に取得できるようになりました。
しかし、データの特性や制約を考慮して分析・評価を行わないと、判断を見誤ることにもなりかねません。このことからも「セグメンテーション」「ターゲティング」「ポジショニング」は、DSPのターゲティングを検討する上で役立つ考え方です。
○STPマーケティング
まず、みなさんは「STPマーケティング」をご存知でしょうか。
マーケティングの大御所、フィリップ・コトラー氏が提唱した代表的な手法のひとつで、効果的に市場を開拓するための考え方です。
自社の「製品・サービス」を「誰に」対して、どのような「価値」を提供するかを明確にしていきます。