山田祥平のニュース羅針盤 (47) YouTube Space、東映太秦と組んで何をねらう?
YouTubeが東映株式会社とパートナーシップを結び「YouTube Space時代劇 with 東映太秦映画村」プログラムを開始した。六本木にあるYou Tube クリエイター向けの無料スタジオに時代劇の撮影ができる特別セットを公開提供するというもので、通常セットと同様に無料で提供される。また、時代劇撮影に関するワークショップなども開催され、東映が培ってきたノウハウが披露されるとのこと。提供は2015年5月末までだ。
YouTubeは今年で10周年を迎えるが、Googleのサービスの中でもモバイルからのアクセスが多いサービスで、これは特に日本において顕著であるという。昨今は、モバイルキャリアのネットワーク高速化などの影響もあるのだろう、視聴時間は昨年比で50%も増加しているそうだ。日本のモバイルネットワークはとにかく速い。だからこうしたプラットフォームがストレスなく楽しめる。
YouTube Spaceは、コンテンツを制作するクリエイターがこのプラットフォームを使って収益をあげられるようにと提供されるもので、同様の施設がニューヨーク、ロスアンゼルス、ロンドンなどにもある。
ここでは、クリエイターに対するさまざまな支援が行われ、この2月には来場者が2.5万人を突破した。