くらし情報『楽天三木谷社長と米SalesforceベニオフCEO、iPS細胞研究に計5億円を寄付』

2015年4月8日 15:20

楽天三木谷社長と米SalesforceベニオフCEO、iPS細胞研究に計5億円を寄付

楽天三木谷社長と米SalesforceベニオフCEO、iPS細胞研究に計5億円を寄付
楽天の三木谷浩史社長と米セールスフォース・ドットコムのマーク・ベニオフCEOは4月8日、京都大学の「iPS細胞研究基金」へそれぞれ約2.5億円を寄付する事を発表し、都内で調印式を開催した。調印式には京都大学の山中伸弥教授と三木谷浩史社長が出席、マーク・ベニオフCEOは中継で参加した。

2009年4月に設立された同基金はiPS細胞研究所において基礎から応用研究まで実施できる研究環境を整備し、研究の加速化を図ることを目的としている。寄付金は知的財産の確保と維持、優秀な研究者・研究支援者の確保、安定的な研究の推進、医療応用に向けた研究費としての支出などに使用されている。

今回の件は、ベニオフCEOが来日した際に山中教授に資金援助を申し出たことがきっかけだという。その際、ベニオフCEOが「他に賛同してくれる人はいないか」と聞いたところ山中教授から三木谷社長の名前が挙がったという。会見で三木谷社長は「山中先生は研究者という立場を超えて再生医療の実現に向けて資金調達をやっておられる。国からの支援も制約があると聞いた。
今回の寄付金でより自由に研究できるようになればといい」とコメントした。

iPS細胞研究所は国から競争的資金という名目の援助を受けている。

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