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Windowsスマートチューニング (335) Win 8.1編: KB3035583をコマンドラインからアンインストールする

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Windowsスマートチューニング (335) Win 8.1編: KB3035583をコマンドラインからアンインストールする
こんにちは、Windows 10 Technical Previewでも、暇があればレジストリエディターで徒然とエントリーを眺めている阿久津です。Microsoftがリリースしたビルド10049を使っていたところ、レジストリエディターに新たな機能が加わっていることを確認しました。

具体的には、「同名のキーがある場合、そちらのキーに移動する」項目がメニューに加わります。例えばHKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWAREとHKEY_CURRENT_USER\Softwareキーと同じSOFTWARE/Softwareキーを選択した状態で右クリックしますと、一方に移動する項目が現れるという仕組みでした(図01~02)。

筆者は見落としていましたが、neowinの記事によれば、3月18日(米国時間)にリリースされたビルド10041から搭載された機能だとか。どちらにせよ(一部のユーザーには)使用頻度の高いレジストリエディターに改善が加わるのはうれしい限りです。

さて、Windows Updateに現れた「KB3035583」は「Windows 7 SP1/8.1の更新通知に関する追加機能」とのこと。ナレッジベースは詳しい説明を行っていませんが、更新プログラムを適用しますと、「%SystemRoot%\System32\gwx」フォルダーを作成し、いくつかのファイルを展開しました(図03~04)。


具体的な動作は現時点で不明ですが、EXE/DLL形式ファイルのリソースを参照するツールで確認したところ、「Windows 10を入手する」といった文字列が確認できました(図05~06)。

いよいよMicrosoftも、Windows 10リリースに向けた準備を始めた、というところでしょうか。しかし、必ずしもWindows 7/8.1をインストールしたPCをWindows 10へアップグレードするとは限らず、しばらくの間は既存のOSを使い続けるユーザーも少なくありません。

そこで今週はKB3035583のインストール抑止と、インストール済みの場合はアンインストールするチューニングをお送りしましょう。まず、未インストールの場合はWindows UpdateからKB3035583を右クリックし、メニューの<更新プログラムの非表示>を選択するだけです。アンインストール操作もGUIから実行できますが、今回はコマンドプロンプト上から実行してみましょう(図07)。

1. 管理者権限でコマンドプロンプトを起動します。
2. プロンプトから「wusa.exe /uninstall /kb:3035583 /quiet /norestart」を実行します。

3. コマンドプロンプトを終了します。

これでチューニングが完了しました(図08~09)。

早速結果を確認してみましょう。「ファイル名を指定して実行」やエクスプローラーのアドレスバーから、KB3035583の適用で作成された「%SystemRoot%\System32\gwx」フォルダーを参照してください。下図に示したようにエラーになればチューニング成功です(図10~11)。

「wusa.exe」はWindows 7時代から加わった「Windows Updateスタンドアロンインストーラー」です。KB3035583は適用時もPCの再起動を求められなかったため、今回は再起動を実行しないオプション「/norestart」を加えました。また、ユーザー操作を抑止するオプション「/quiet」も併用していますが、こちらを使わない場合は下図に示したダイアログが現れます(図012)。


それでは、また次号でお目にかかりましょう。

阿久津良和(Cactus)

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