IoT時代をスマートに生きるITライフハック (5) カフェでネットするのに便利なWi-Fiの、意外な落とし穴
IoT(Internet of Things)という言葉をご存知でしょうか? これまで、ただの"モノ"でしかなかった家や車、そして歯ブラシまでもがネットへ直接繋がる時代になることを指しています。
この連載では、全てが"ネット"に繋がる時代だからこそ、思わぬところで漏れてしまう自分の情報をどのように意識して取り扱っていくか、トレンドマイクロの方に解説していただきます。
○東京オリンピック・パラリンピックに向けて拡大するWi-Fiサービス
皆さんも御存知のように、2020年は東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。大会を間近で見られることも楽しみですが、筆者としては仕事柄、5年後の大会開催を見据えて様々なITの普及がこれまで以上に進むことに期待が高まります。
その一つとして注目するのが、外出先でアクセスポイントと呼ばれる機器に接続することで、ネットに無線接続できる公衆無線LAN、いわゆる「公衆Wi-Fi」の仕組みです。例えば、現地の電話回線を自由に利用できない状況にある海外旅行時の通信手段として重宝します。
日本では、国土交通省などが東京オリンピック・パラリンピックの開催に向け、観光立国を推進する観点から、公衆Wi-Fiの促進に取り組んでいます。