Microsoft、Windows Server 2016で軽量のNano Serverバージョン提供
「Nano Server」はWindows Serverからサーバとしての動作に不必要なコンポーネントを削除して最小化を図るとともに、遠隔からの管理を基本とするようにリファクタリングされたバージョン。アップデートの頻度などもWindows Serverと比べて少なくなるほか、起動や再起動の時間が短くなり、物理サーバと仮想環境のいずれにおいてもWebサービスを提供する環境のサーバとして好ましい特徴を備えている。
同社の説明によれば、「Nano Server」はWindows ServerのVHDサイズの7%、クリティカルと判定される脆弱性の8%、再起動時間の20%となっているという。こうした性能を実現するため、GUIスタック、32ビットサポート、MSIといくつかのサーバコア・コンポーネントは削除されており、管理は基本的にはWMIおよびPowerShellを使って遠隔から実施する。