三谷幸喜「後悔はさせません!」 瀬戸康史・松岡茉優ら集った『23階の笑い』開幕
シス・カンパニー公演『23階の笑い』が、5日に東京・世田谷パブリックシアターで初日を迎えた。
同作は劇作家のニール・サイモンが若かりし頃に放送作家として参加していたアメリカのバラエティ番組の舞台裏をモチーフにし、1993年にアメリカ・ブロードウェイで初演を迎えた喜劇。敬愛の念が強いがゆえに、2013年上演の『ロスト・イン・ヨンカーズ』まで、ニール・サイモン戯曲演出に踏み切れなかったという三谷幸喜だが、この度、2作目の演出作として、同作に取り組んだ。瀬戸康史、松岡茉優、吉原光夫、小手伸也、鈴木浩介、梶原善、青木さやか、山崎一、浅野和之といった巧者たちが集った。
マンハッタンの高層ビルの23階に構えた事務所に行き交う放送作家たちが織り成す人間模様、人情の機微、そして何よりも渦巻く笑いの数々が特徴的な同作は、全員が稽古期間中も常時マスクを身に着け、????キャスト・スタッフ一丸となって本作を練り上げてきたという。
本公演でも徹底した感染症拡大防止対策を行い、観客同士の接触を極力防止するために、座席のひじ掛けにパーテーションを設置するなどの対策を講じた。
○演出・上演台本:三谷幸喜 コメント
ニール・サイモンの名前は知っていても、作品は観たことがないという人。