オートデスク、オートモーティブデザイン向け製品ラインアップを拡充
新バージョンが発表されるのは「Autodesk Alias」と「Autodesk VRED」の2種類で、「Autodesk Alias SppedForm」と「Autodesk Studio Wall」の2種類が新製品としてラインアップに加わった。同社は、これらのアプリケーションを組み合わせることで、新車のデザインを検討する際のバリエーションの幅を広げることができ、デザインの決定プロセスに必要な情報をスムーズに作成できるようになるとしている。
「Autodesk Alias 2016」では、サーフェス作成機能が向上し、点群の選択を部分単位で行う際、法線の角度ベースで選択し、自動でサーフェス化が可能となったほか、シートやステアリングの縫い目、折り目の作成をパラメーターで行うことが可能となった。また、「Autodesk VRED」ではIBLや環境内の光源位置ベースで光と影の焼き付けることや、塗装の粒子の表現がより詳細に設定可能となった。
新発売となった「Autodesk Alias SpeedForm」はコンセプトデザインの段階でデザイナーが描いたスケッチを取り込み、直感的な操作で3Dモデルを作成するためのアプリケーション。アイデア段階の大まかなイメージから粘土を使って造形するようにポリゴンモデルを作成できるなど、直感的な操作でさまざまなアイデアを表現することができるという。同じく新発売の「Autodesk Studio Wall 2016」はデザイン業務の関係者でデザイン情報を共有・検索・活用するためのデザイン共有プラットフォーム。
スケッチや画像、3Dモデルなどを部署間で共有することで円滑にコミュニケーションを取ることができる。
今回発表された製品のラインアップと希望小売価格は以下の通り。