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MacとiPadの悦楽生活50 #EtsuMac50 - 16 15インチから1.1kgの減量!MacBookはいろんな意味でiPadらしいMac

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MacとiPadの悦楽生活50 #EtsuMac50 - 16 15インチから1.1kgの減量!MacBookはいろんな意味でiPadらしいMac
●新しいMacBookを試す!
4月10日からApple StoreなどでApple Watchの展示・試着・予約がスタートしています。予約はオンラインで受け付けていますが、今オーダーしても納期の表示は「6月」。米国では1日で100万台の予約を受け付けたとの情報も流れてきており、スマートフォンの1ブランドが数年間で売ってきた台数を1日のしかも予約で軽く上回る、といった事態が起きているようです。

そんな時計の狂乱の裏で発売されたのが、こちらも話題になっていたはずのMacBook。MacBook Airよりも、最も厚い部分が薄く、920gという軽さを実現し、3色が用意された新型Macを入手できたので、少しずつ感想を述べていきたいと思います。

3月からのテーマとして、メインマシンにできるか? という課題があります。それについても考えていくことにしましょう。果たして、既に成熟の域に達していたMacBook Pro 13インチに勝つことができるのでしょうか。


お題

【MacBookを試す】

解決策

→(5)15インチから約1.1kg減量の破壊力

●MacBookの本体以外のものを持ち歩く必要ナシ!
○軽い、静か、長持ち

筆者の手元には、スペースグレーのMacBookが届きました。第一印象はとにかく軽くて静かということ。さほどサイズが小さい、と感じないのは、フルサイズのキーボードと、縁がより小さくなり、解像度も高いRetinaディスプレイの存在感からでしょうか。

Intel Core Mを採用し、ファンレスボディを実現したことで、既に取り払われていたDVDドライブ、ハードディスクを含め、大きめの回転する部品がなくなったのは、一つの象徴的な出来事です。結果、より薄いボディを実現しています。同時に、消費電力が多いRetinaディスプレイをまかなうために、大量のバッテリーをボディーラインに合わせて搭載する、という涙ぐましい工夫で、9時間という持続時間を実現しています。

ただ、より性能が高く、少し大きなRetinaディスプレイを備えるMacBook Pro 13インチも、バッテリ持続時間を9時間まで延ばしており、13インチMacBook Airはさらに長い12時間を実現しています。まあ、ここまで長いと、「十分電池が持つ」の一言で済ませたくなってくるほどですね。
だって電池が持つと言うことは、出先でも仕事が続けられる、ということなわけで、9時間というスタミナは、やはり自分の集中力や目の疲れの方が先に来る数字だと思うわけです。

やはりMacBookシリーズは、充電器を持たずに外出し、バッテリーがなくなったら「もう仕事をしない!」と決めた方が良いのではないか、と。

○馴染みのあるデザイン、マイナス1kgの破壊力

黒いMacBookを使っていた筆者にとって、「MacBookという名前」と、「黒いボディ」(正確にはスペースグレー)が用意されるだけで、懐かしさもあってかなり惹かれるものがあります。キーボードやディスプレイなどについては次回以降触れますが、ボディデザインは、スリムになったものの、MacBook Airを踏襲するもの、と捉えることができます。つまり、手前のパームレスト部分に最薄部があり、ヒンジ部分が最も厚みを持つ、側面から見ると三角形をしているデザインというわけです。左側面のUSB-Cについてはスルーしつつ、右側側面のヘッドフォンジャックを見ると、穴の直径に合わせて高さが設定されているようにも見えます。

もうヘッドフォンもBluetoothオーディオで良いじゃないか、という割り切りを見せれば、USB-Cのコネクタの高さまで、本体最厚部を切り詰める余裕もありそうな気もしてきます。次のMacBookなのか、その上位に位置するMacBook Airなのか、いずれにしてもヘッドフォンジャックの排除と薄型化は、もう少し進んでいきそうな気がしています。
薄さももちろんですが、MacBookの軽さは、やはりMac史上に残る軽さ、と言えます。

これまで使って来た2012年モデルのMacBook Pro 15インチRetinaディスプレイモデルよりも、MacBook Pro 13インチのほうが約400g軽かったのですが、MacBookはMacBook Pro 15インチRetinaディスプレイモデルよりも1kg以上軽い計算。MacBookを入れたリュックは、さらに軽さを実感できます。カバンの中で延長ケーブルがくだを巻いているMacBook ProのACアダプタとは異なる、iPad用のようなACアダプタも軽いわけです。しかも、持ち始めて2日目からは、ACアダプタすら持たなくなってしまいました。「電池がなくなったらその日はもう仕事をしない!」。大切なキーワードなので2度目の登場ですが、断続的に使っていると、あまり電池、なくならないですね……。

話を戻すと、そもそもオプション品がないため、MacBookを1枚カバンに入れれば、Macを出先で使う上で他に持つものはありません。
本体の軽さに加えて、拡張可能性が完全に取り除かれたことで、その他の持ち物もなくなった、というわけです。

●MacBook Airの2011年モデルと同等の性能と言われているが……
○パフォーマンスの考え方について

MacBookのパフォーマンスについては、既に様々なベンチマークでも語られているとおり、最新機種ながらさほど期待しない方が良いでしょう。2011年に発売されたCore i5モデルのMacBook Airと同等、あるいはiPad Air 2と同等、と言われています。

裏を返せば、これらのマシンを現役で使っている人にとっては、パフォーマンス面で問題が出ることが少ない、と考える事もできるのです。筆者のように、テキストエディタ、iWork、iLifeで写真やビデオの編集を少々、という使い方では、パフォーマンス上の問題を感じたことはありません。アプリを全画面で1つずつ使えば、画面サイズの小ささも余り気になりません。キーボードについては、次回以降触れたいと思います。

松村太郎(まつむらたろう)ジャーナリスト・著者。
米国カリフォルニア州バークレー在住。インターネット、雑誌等でモバイルを中心に、テクノロジーとワーク・ライフスタイルの関係性を執筆している。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、ビジネス・ブレークスルー大学講師、コードアカデミー高等学校スーパーバイザー・副校長。ウェブサイトはこちら / Twitter @taromatsumura

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