Apple、医学・医療研究用ソフトウエアフレームワーク「ResearchKit」公開
米Appleは4月14日(現地時間)、医学・医療研究および健康リサーチ向けに設計したオープンソース・ソフトウエアフレームワーク「ResearchKit」を公開した。
ResearchKitは、医師や研究者が患者から研究用のデータを収集するのをサポートする。iPhoneとiPhoneアプリを用いて、患者のプライバシーを保護し、患者に負担をかけずに正確なデータを取得できるように設計されている。患者は身近なデバイスを使って研究プログラムに協力でき、医師や研究者は多数の患者から正確なデータを収集できるようになる。すでにぜんそく、乳がん、心臓血管疾患、糖尿病、パーキンソン病の研究用アプリが開発済みで、米国での提供が始まっていた。
オープンソース・フレームワークとして公開されたことで、全ての医師や研究者がResearchKitのイニシャルモジュールを研究活動に活用できるようになり、開発者はオープンソースコードを基に新しいモジュールを開発し、ResearchKitに貢献できる。ResearchKitに関する情報は、Appleが同社のサイトのResearchKitのページで提供している。オープンソース・フレームワークへのアクセスに関する情報はResearchKit.orgから入手できる。