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IMFの世界経済見通し~米国の成長率予測は下方修正も日欧は上方修正

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IMFの世界経済見通し~米国の成長率予測は下方修正も日欧は上方修正
IMF(国際通貨基金)は4月14日に最新の世界経済見通しを発表し、2015年の世界の成長率予測を今年1月の見通しと同じ3.5%で維持したものの、米ドル高を中心とした為替相場の変動と原油安を受けて、世界経済は変化しつつあるとしました。2016年の世界の成長率予測については、新興国経済が好転するとの見込みを背景に3.8%に上方修正し、世界経済の成長は加速していく見通しとなっています。

先進国の成長率は、2015、16年とも2.4%となる見通しです。米国については、米ドル高が純輸出の下押し圧力となることもあり、2015、16年ともに成長率は3.1%と下方修正されたものの、原油価格の下落や緩和的な金融スタンスの継続などによって内需が支えられ、引き続き先進国の成長を牽引する見込みです。ユーロ圏の成長率予測は、原油価格の下落や量的金融緩和を受けた低金利環境、ユーロの下落を背景に上方修正され、2015年は1.5%と4年ぶりに1%を上回る成長となる見込みです。その後についても、緩やかに回復に向かい、2016年にかけて成長は加速すると見られています。日本については、円安と原油価格の下落が後押しし、2016年にかけて緩やかながら成長が加速するとしています。

新興国については、ロシアとブラジルの成長率予測が大きく引き下げられたものの、インドは上方修正されており、2015年の成長率予測が4.3%、2016年が4.7%と今年1月の見通しは維持され、新興国も2016年には成長加速に転じるとされています。


IMFは今後のリスクとして、ウクライナや中東などにおける地政学的リスクや、米ドル高がさらに進展する事で新興国において金融不安を招く可能性を示していますが、ユーロ圏の景気後退やデフレなどのマクロ経済リスクはわずかながら減少しているとしました。また、原油安が想定以上に世界経済の成長を後押しすることが上振れるリスクとなるとしています。

(※上記は過去のものおよび予測であり、将来の運用成果等を約束するものではありません。)

(2015年4月15日 日興アセットマネジメント作成)

●日興アセットマネジメントが提供する、マーケットの旬な話題が楽に読める「楽読」からの転載です。→「楽読」

※1 当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。

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