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アイ・オー・データとウエスタンデジタル、外付け製品の代理店契約を締結

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アイ・オー・データとウエスタンデジタル、外付け製品の代理店契約を締結
アイ・オー・データ機器(以下、アイ・オー・データ)と米ウエスタンデジタル(以下、WD)は4月15日、外付けHDD製品の販売代理店契約を締結し、共同記者発表会を行った。独占契約ではないものの、実質的にはWD製外付け製品をアイ・オー・データ機器が独占的に販売していく。

発表会の冒頭、ウエスタンデジタルジャパンの金森社長が「代理店契約を締結し、5月から順次アイ・オー・データ機器から製品を販売する」と述べだ。内蔵ドライブの領域で約10年間の利用実績を踏まえ、両者のパートナーシップを強固にすると説明。

引き続きアイ・オー・データ機器の細野社長は、「WDはPCメーカーやパソコンファンの間で、WDはトップブランド。世界では外付け製品も含めてトップシェアだが、日本では国内メーカーのシェアが強く、WDにとって特殊なマーケットになっている」と発言。

一方、アイ・オー・データ機器における外付けHDDは、約20年の歴史を持つ。i.connectやi-DVR、DTCP、SeeQVault、DLPA2.0などと、先進的な機能をいち早く製品として取り込んできた。
こうした日本市場向けの技術を生かしつつ、世界でトップシェアのWD製品を扱うことで、より幅広いユーザーに提供できるとアピールした。

ウエスタンデジタルは世界No.1のHDDメーカーであり、外付け製品においても世界のトップシェアを日本以外の市場で確立している。有力なHDDメーカーでありながら、自社ブランドの外付け製品で日本シェアが低いのは、ライバルのシーゲイトテクノロジーも同様だ。シーゲイトテクノロジーは昨年(2014年)、エレコムと代理店契約を締結している。

さて、アイ・オー・データ機器は当面、WD製外付け製品のほぼ全ラインナップを販売するが、欧米の市場で展開しているNAS製品「My Cloud」シリーズは日本市場にマッチしていない部分があるため、改修したのちに夏ごろをめどに展開する予定とのことだ。

現時点では、アイ・オー・データとWDの製品統廃合は考えていないとしつつ、単なる外付けHDDは部材価格の多くがHDDドライブに依存しているため、付加価値を付けにくいとコメント。日本向けに小回りの利く部分に、アイ・オー・データ機器の開発リソースを集中させたいとも発言しており、将来的にはアイ・オー・データ機器のラインナップが変化しそうだ。

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