グッスマが子供向け玩具業界へ挑戦、女児層開拓も見据えた「ねんどろいどこ~で プリパラ」はなぜ生まれたのか?
――新規開拓というわけですね。かなり思い切った舵取りにも思えますが……。
そうですね。といっても、女児向けオンリーというわけではないんですよ。『プリパラ』は子供向けですが、大人にもファンができるだろうと予想はしていました。なんといってもキャラクターが可愛いですからね。もっと、ざっくばらんに言うと、私が『プリパラ』に興味を持ったんだから、他の大人も好きになるはず、と(笑)。子供向けコンテンツを大人が楽しむという流れは昔からありますからね。
――つまり、これまでの「ねんどろいど」ファンもターゲットではあると。
そうですね。そういう意味で完全に新規層狙いというわけでもないのです。従来の層に加えて、私たちが今まで持っていなかった新しい層に届けるという2通りのルートを考えています。
それからもう一つ、「ねんどろいど」が少しずつ子供に認知されてきたこともあります。最近になって、「初音ミク」が子供向けに展開されることが増えているのですが、その流れで『ねんどろいど 初音ミク』を子供たちが楽しんでくれていると聞いています。「ねんどろいど」のデザインって、子供も喜んでくれるんだなと感じていたところに今回の話があり、それなら思い切って子供向けにもやってみようと考えました。