くらし情報『水星の謎に挑む探査機「MMO」 - 灼熱の世界でも生き延びる仕組みとは?』

2015年4月20日 15:31

水星の謎に挑む探査機「MMO」 - 灼熱の世界でも生き延びる仕組みとは?

水星の謎に挑む探査機「MMO」 - 灼熱の世界でも生き延びる仕組みとは?
●距離は近いがエネルギー的には遠い「水星」
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3月15日、日本初の水星探査機となる「水星磁気圏探査機(MMO)」をプレス公開した。MMOは、日欧共同の水星探査プロジェクト「BepiColombo」において、日本側が開発する探査機である。開発費は152億円。欧州側の「水星表面探査機(MPO)」とともに、アリアン5ロケットにて打ち上げられる予定。

なお打ち上げ時期については、このプレス公開時には「2016年度」とされていたのだが、欧州宇宙機関(ESA)から3月30日(現地時間)、「2016年7月から2017年1月に延期する」というアナウンスがあった。新しいターゲットは、2017年1月27日から始まる1カ月のウィンドウになる。水星周回軌道への投入は2024年1月で変更はない。

○水星は一番遠い惑星?

水星はご存じの通り、太陽系で最も内側を回っている惑星だ。
「水金地火木…」の一番目ということで馴染みも深いが、その素性は案外、分かっていないことが多い。水星の周回飛行は、米国の探査機「メッセンジャー」が2011年に成功したのが初めて。それ以前は、40年も前に同国の「マリナー10号」

新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.