インテルが「Compute Stick」初公開、札幌で最新パソコン大集合の体験イベント
同イベントは、4月11日~5月17日まで、インテルがウィンドウズ デジタルライフスタイル コンソーシアム(WDLC)と共同で開催中の『古いパソコンのイライラ解消! 体験イベント』のひとつとして実施されたもの。北は今回の北海道か、南はら沖縄まで、日本全国17カ所を行脚する。イベントの詳細、各地区での開催日程などは、こちらの別記事を参照のこと。
イベント名のとおり、古いパソコンと最新のパソコンの使い勝手の違いを体験してもらおうというもの。単純な性能の向上による快適さの向上だけでなく、2in1パソコンに代表されるように、パソコンの"カタチ"そのものが変わったことによる利用シーンのひろがりなども知ることができる。
特に今回の札幌駅開催では、今月末の発売が予定されているポケットサイズのスティック型PC「Intel Compute Stick」をいち早く体験することができた。Compute Stickには、単純に本体が小さいWindowsパソコンという以上に、これまでにないパソコンの新しい使い方を提案できるという期待がある。
どちらかと言えば初心者や、これまでパソコンにあまり触れてこなかった層を対象にしたと見られる同イベントに、上級者が好みそうなCompute Stickを持ち込んだ(しかも国内初公開の場所に選んだ)ねらいを、イベントを担当するインテル 執行役員 マーケティング本部 本部長の山本専氏は、「確かに最初に買うのはアーリーアダプタと思う。しかし、パソコンはこんなに変わったのか、今は選択肢がこんなにあるのかと見てもらうにも非常にいい製品。サイネージとかオフィスといった用途、それにハイエンドのおもちゃというイメージもあるが、家庭向けにもっとひろがるようプラットフォーム普及を目指したい想いがある」と述べている。
会場のデモンストレーションでは、Compute StickをテレビのHDMI端子に接続しておき、TVリモコンの操作でパソコン画面に変更したり、テレビ視聴中に調べたいことがあったら画面分割機能で半分をパソコン画面にし、その場で検索エンジンを使ったりという使用環境を提案。まるでテレビのチャンネルのひとつがパソコンになったような使い心地を実現していた。
会場内にはCompute Stickのほかにも、2in1を中心に各メーカーの最新パソコンがところ狭しと並んだ。
ここまで複数の製品を一気に比較できる機会はなかなか貴重だ。もちろんすべて実際に触れて、体験することができる。展示ブースや併設のミニステージで訴求していたのは、3~4年前の古いパソコンと比較した際の起動のスピードの違いや処理性能の向上、そして実際に触れてみてこそ実感が得られる軽さや(変形するなどの)PC形状の進化についてだった。
これまではスペック表と睨めっこして選ぶものだったパソコンだが、これまでにない使われ方の進化を目指す過程で、ますは触れてみないとわからない価値が生まれはじめている。実際に体験してみて、新鮮な驚きを得た来場者も多かったようだ。前出の山本氏は、「性能の高さ、生産性がいくら高いといっても、既にパソコンをよく知っている人にしか伝わらなかったのかもしれない。パソコンから離れてしまった、また普段はスマートフォンでパソコンにふれていないといった人たちにも、今のパソコンは触ってもらうと、性能がどうとか言うまでもなく、すごく便利なものになっていると見てもらえる」と話していた。
最後にイベント情報として、体験をひととおりこなしたり、Compute Stickのアンケートに答えるとプレゼント抽選回に参加でき、その場で買い物券やオリジナルグッズを入手できる。
さらにミニステージ併設の開催では、ステージ最後にプレゼントがもらえるじゃんけん大会も行う。来月5月17日まで、今後のイベント開催概要はこちらの特設サイトにて。