最近、バッテリーのもちが悪くなってきたような気がします…… - いまさら聞けないiPhoneのなぜ
説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「最近、バッテリーのもちが悪くなってきたような気がします……」という質問に答えます。
***
iPhoneのバッテリーには、リチウムイオンバッテリーが採用されています。このタイプのバッテリーは充電を繰り返すうちに性能が低下するため、使いはじめから1年、2年と経過するうちに"保ち"は悪くなっていきます。Appleも、フル充電サイクルを500回繰り返したとき本来の容量の最大80パーセントを維持できるように設計している、と説明しています。
その「フル充電サイクル」とは、充電を行った回数ではなく、バッテリー容量100%に相当する電力を使い切る(放電する)回数のことをいいます。
毎日バッテリー容量の80%を消費すると仮定すると、残りの20%に継ぎ足し充電を行うことになりますから、5日で4回のフル充電サイクルが行われる計算になります。実際には、休日などiPhoneをあまり使わない日もありますから、そこまでハイペースにはならないはずです。