くらし情報『「日本留学が私の運命を変えました」 - ベトナムで少数民族支援ホテルを営むオーストラリア人の働き方』

「日本留学が私の運命を変えました」 - ベトナムで少数民族支援ホテルを営むオーストラリア人の働き方

「日本留学が私の運命を変えました」 - ベトナムで少数民族支援ホテルを営むオーストラリア人の働き方
子どもの頃からホテルに興味があったというオーストラリア人のピートさん。ベトナムの山岳地帯サパにある2軒のホテルを始め、ハノイ市内にもカフェや飲食店を多数経営する彼が、今のビジネスを始めるきっかけを作ったのは、北海道で出会ったアイヌの人々でした。

■これまでのキャリアと今の仕事について教えてください

16歳の時に、日本政府が企画する国際交流船に乗りました。日本で数カ月の研修があり、船上でも多くの日本人と接し、自然に日本文化に興味が湧いてきました。その後、日本語の取得と大都市での暮らしを経験するために東京へ。英語を教えることで収入を得ながら、日本語学校に通ったり、浅草寺で仏教について学んだりと、とても充実した日々を過ごしていました。

そんな折、北海道旅行の最中にアイヌの人々に出会ったんです。民族独自の暮らしを守る人々に深い感銘を受けたと同時に、こういった人々を支援したいと考えるようになりました。
小さな頃から「いつかホテルを営みたい」と漠然とした夢があったのですが、その時「これだ!!」と感じました。

物価が高すぎる日本でホテルを始めるのは無理だと思っていたので、東南アジアを旅して場所探しをすることに。

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