情シスの味方、ワンソース・マルチユースで業務効率を改善 (1) 時代のニーズは「クロスプラットフォーム対応」へ
スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスが急速に普及するなか、業務システムのモバイル端末としてスマートデバイスを採用する企業が増えている。そうした企業にとって課題となっているのが、OS/バージョンが異なるさまざまなデバイスに対応したWeb/モバイルアプリケーションを、いかに効率よく開発・運用するかということだ。そこで今回、こうした課題を解決するため、モバイルアプリケーションの統合開発環境「Caede」を提供するSCSKの方々に話を伺ったので、その内容を3回に分けて紹介する。
○スマートデバイスの課題はプラットフォームの多様性
スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイスは、いまや企業の情報システム部門にとっても無視できない存在となっている。特に、社外に出て仕事をする機会の多い営業部門では、可搬性と操作性に優れたスマートデバイスを業務システムのモバイル端末として採用する例が増えている。
そうした状況のなか、情報システム部門を悩ませているのが、業務を効率よくこなすためのモバイルアプリケーションの開発だ。OS/バージョンの互換性がある程度保たれているWindowsのモバイル端末ならば、ネイティブアプリケーションを開発するのにもそれほど苦労することはなかった。