nginx 1.8.0が登場、バックエンドSSL認証などの新機能
Nginxは4月21日(米国時間)、nginxの最新版となる「nginx 1.8.0」を公開した。スケーラビリティの要求されるシーンやさらに高い性能が必要になるシーンで活用できる機能の追加などが実施されている。
nginx 1.7系と比較した場合の主な新機能は次のとおり。
ハッシュ化されたキーバリューを使ったロードバランスメソッド機能
バックエンドでのSSL認証機能
プロクシリクエストのバッファリング機能
非同期入出力機能におけるスレッドプール機能の実装(実験段階)
nginxは高いスケーラビリティが要求されるシーンでの利用を想定して開発がはじまったHTTP/リバースプロキシサーバ。パフォーマンスに関係するFreeBSDカーネルやLinuxカーネルの機能を使い、高負荷環境においても性能を発揮できるという特徴がある。特にアクセス数が多く負荷の高いサーバでの採用が進んでおり、シェアを増やしている。