2015 日本ホビーショーのカシオ計算機ブースで可愛いスタンプを作ってきた!!
手作りのホビーやクラフトの展示が行われる「2015 日本ホビーショー」が4月23日、東京ビッグサイトで開幕した。開催期間は25日までの3日間。
毎年12万人以上の来場者でにぎわう同イベントは、連日100講座以上の「ワークショップ」が開催されるという。今回、カシオ計算機のブースで行われた、スタンプメーカー「pomrie(ポムリエ)」のワークショップに参加し、オリジナルスタンプを作成してきた。本稿でその模様をお伝えしていこう。
○pomrieってどんな製品?
pomrieは、パソコンやスマートフォンを使ってさまざまなオリジナルスタンプを手軽に作れる製品。カシオ計算機のブースではpomrieの本体や専用インク、スタンプ台などの周辺機器、同製品で作成した作品が数多く展示されていた。常駐するスタッフに商品の詳しい説明を聞くこともできた。
○実際にスタンプを作製! 悩みだすときりがない?
それではさっそく、筆者が参加したワークショップの模様を紹介していこう。今回作成するスタンプは、30mm×60mmの長方形サイズ。ちょっとしたメッセージ性のあるスタンプを作るのに、ちょうど良いサイズ感である。まずはPCを使い、スタンプのレイアウトを決めていく。pomrieではPC向けの専用ソフトが用意されており、マウスをクリックしていくだけでオリジナルスタンプが作成できるのが特長だ。
はじめにフレームを決め、次にイラストを選んでいく。ソフトに内蔵された絵柄は700種類以上。「こどもイラスト」「おとなイラスト」のようにジャンル分けされており、どの絵柄も可愛らしい。
したがって悩みだすと、きりがなくなる。参加者からは、早速「どっちの方が良いかしら」「迷っちゃって、決められない! 」などの声があがっていた。
次にテキストを入力していく。実は長方形のスタンプは、手紙の差出人の欄に押す”住所印”に最適な形。ということで、ワークショップでも住所と名前を入力する参加者の姿が多くみられた。
●ワークショップに参加! 実際にスタンプを作ってみた
記者の隣にいた若い女性は「家族で使えるよう、自宅の住所と、家族の"苗字"を入力しようと思います」と話していた。名前の欄だけ空スペースにしておき、後から各自が手書きできるようにする予定だという。ここで、講師からは「スタンプの箱に、仕上がりの実寸が記載されています。
文字が小さくなりすぎないように気をつけてください」と注意があった。
PCでは、インクイメージ(色を乗せた後の仕上がりのイメージ)をシミュレーションすることも可能だ。スタンプに利用できるインクの種類は10種類。原色のほかに淡い色のアッシュブルー、アッシュピンクなども用意されている。周りの人やスタッフと相談しながら、どんな色にしようか検討を重ねる参加者たち。このように迷い、悩みながら作業を進めていく過程も、pomrieの醍醐味のひとつと言えそうだ。PCを使った操作はここまで。次は、いよいよ製版となる。
pomrieの背後にある挿入口にスタンプシートを入れると、あっという間に製版が終了する。できたシートを台座に貼り、印刷面にインクを乗せていく。ひとつのスタンプに複数のインクを使うことも可能だ。余分なインクを拭き取り、試し押しを何度かすれば、スタンプが完成する。
記者の隣にいた若い女性も、立派な住所印を完成させていた。これを手紙の差出人の欄に押せば、手間が省ける上におしゃれである。そしてスタンプならではの温かみも感じられる。ワークショップに参加した感想を聞くと、満足そうな表情を浮かべつつ「ひとつ作ると、もう少しこうすれば良かった、などの欲が出てきますね」と話してくれた。
また向かいに座っていた別の参加者は「インク、買って帰らなくちゃ」と笑顔になった。ちなみに当日のブースではpomrie本体のほか、インクやスタンプ台などの消耗品も販売していた。このため、ワークショップの体験後に商品を購入していく人も多いとのことだった。
○pomrieには海外のファンも
ブースの担当者によると、カシオ計算機がホビーショーにpomrieを出展するのは、今回が2回目。昨年は正方形のスタンプを使っていたが、「住所印が作りたい」というリクエストが多かったため、今年は30mm×60mmの横長のスタンプにしたのだという。ブースを訪れる人は30~40代の女性が中心だが、たまに男性の姿もあるとのこと。面白かったのは、ホビーショーを目当てに毎年来日している、海外のお客さんがいるという話。昨年に引き続き、今年もpomrieのブースでスタンプを作り、満足して帰ったそうだ。
pomrieのワークショップは有料(500円)で、1日5回開催、各回の定員は10人まで。参加予約は、当日のブースでのみ受け付けている。しかし、受付開始から1時間もたたずにすべての回が満席になることもあるというから、注意が必要だ。なおカシオ計算機では、今回のワークショップに参加できなかった方に向けて、5月20日、21日に東京都・千代田区のカシオマーケティングアドバンスにて、今回と同じ内容のワークショップを開催する予定。こちらの受付に関しても、ホビーショーの開催期間中にpomrieのブースで行っている。参考にしてほしい。