NECプラットフォームズのネットワークカメラ「AtermHC100RC」 - スマートフォンから自宅内を確認、家電リモコン機能も搭載
一人で寝ている子供の様子を確認したい、長く家を空けるので、留守番をしている愛犬や愛猫の様子を知りたいという人は多いだろう。「AtermHC100RC Wi-Fiアクセスポイントセット」(以下、HC100RC)は、専用の無線LANアクセスポイントがセットになったネットワークカメラだ。
部屋の様子を確認するだけでなく、温度センサーを利用して室内の温度を確認したり、赤外線リモコン機能を利用してエアコンやテレビなどの家電製品を操作したりできるのが最大のポイント。子供やペットが快適に過ごせるようサポートする便利な付加機能を備えている。さっそく試用してみた。
○設置して電源を入れるだけでWi-Fiに自動接続
HC100RCは、ネットワークカメラ本体である「AtermHC100RC」に、無線LANアクセスポイント「W300P」を同梱したセットモデルだ(W300Pは単独でも存在する製品だが、本セットモデルに同梱のW300Pは専用品という位置付け)。ネットワークカメラ本体は100万画素のCMOSセンサーを搭載し、スマートフォン用のアプリ(Android/iOSに対応)を利用して、外出先からカメラを操作できる。
設定はとにかく簡単だ。
自宅に設置しているルータのLANポートを、W300PのWANポートに有線LANケーブル(付属)で接続したら、ACアダプタを接続。続けてネットワークカメラのHC100RCを設置してACアダプタを接続すると、電源が入ってW300Pと自動的に接続される。HC100RCにもW300Pにも電源スイッチはなく、アダプタを接続するだけで自動でWi-Fi(無線LAN)でつながる。
本体の設置が終わったら、アプリ「Aterm ホームコントローラ」をスマートフォンにインストールして、機器を登録する。登録は、HC100RCの底面ラベルにあるQRコードを読み取り、機器名(任意)とパスワードを設定するだけ。10分~15分もあれば設置から登録まですべての準備が終わり、屋内はもちろん、外出先からも接続可能な状態になる。面倒な設定を行わなくても、すぐに使えるようになるので、ネットワークカメラを初めて導入する人も迷うことがないだろう。
●暗視機能を搭載
○パトロール機能や暗視機能を搭載
「Aterm ホームコントローラ」アプリを起動して、機種一覧からHC100RC本体を選択すると、HC100RCのカメラ映像が表示される。
HC100RCのカメラは、8方向へ動かせるボタンをタップして操作。左右のボタンをタップすると30度パンし、上下は20度ずつチルトする(角度はPCからカスタマイズ可能)。垂直方向に120度、水平方向に330度可動し、カメラを中心に部屋のほぼあらゆる方向の映像を確認可能だ。
通信環境によっては、ボタンをタップしてからカメラが反応するまでに時間がかかることがある。いろいろな角度にパン/チルトするのは手間がかかることもあり、これを軽減するため、所定の角度に設定された1から10のプリセットポジションや、プリセットポジションの設定を巡回する「パトロール機能」が用意されている。
映像の解像度は最大1,280×720ドット。ただしこれはPCから表示した場合で、スマートフォンから見るときは、高画質設定の640×352ドットに設定されている。スマートフォンでは自宅用と外出用で設定を変えることが可能。
通信速度が安定しないときは、「バランス設定(画質優先)」や「低画質設定(繋がり易さ優先)」の3フレーム/秒などに切り替えることで対処する。
マイクのボタンをタップすると、室内の音声を拾える。HC100RCにスピーカーを接続しておけば、スマートフォンのマイクを通じて会話することも可能。ペットに声をかけたり、留守番中の子供と話をしたりといった使い方ができそうだ。
PCから利用するときは、まず「クイック設定Web」というツールを使って、HC100RCのIPアドレスを検索する。HC100RCの設定画面や映像画面は、Webブラウザで開く。
●エアコンなどをコントロールできる学習リモコン機能
○学習もできる赤外線リモコン機能
テレビや部屋の照明を消し忘れたときに便利なのが、HC100RCの赤外線リモコン機能だ。留守のときにテレビや照明を操作して、在宅であるかのように装ったり、画面に表示されている室内の温度を確認して、ペットのためにエアコンを操作したりということが簡単に実現する。
リモコンの設定は、プリセットまたは学習機能を利用する。プリセットはメーカーごとにリモコンのパターンがいくつか用意されており、その場でテストを行えるようになっている。設定がない場合でも、本体正面にあるリモコン用赤外線受信部に向けて、登録させたい機器(例えばエアコン)のリモコンを操作することで、HC100RCに学習させることが可能だ。
ただし、すべてのリモコンが学習できるわけではない。筆者宅のエアコンはプリセットが用意されていなかったので学習させようとしたものの、信号を登録できなかった。また、プリセットが使えないこともある。もう1台のエアコンは用意されているプリセットでは反応しなかったため、学習モードでリモコン信号を手動登録する必要があった。リモコンが使えるかどうか(登録できるかどうか)は、実際に試してみるまで分からないので注意が必要だ。
ちなみに学習モードでは、「1」、「2」というボタンもあり、赤外線リモコンで操作する機器を自由に登録できる。試しに扇風機のリモコンを登録したところ、問題なく動作した。加湿器や空気清浄機など、いろいろな機器が利用できるだろう。
○生活が快適になるネットワークカメラ
温度センサーと赤外線リモコン機能は、アイデア次第で使い方が広がる楽しい機能だ。部屋にいる子供やペットの体調管理だけでなく、これからの暑い季節には、家に戻る前にエアコンをつけて部屋を冷ましておくなんていう使い方にもぴったり。部屋の様子を確認できることに加え、生活を今よりも少し快適にできるのが、HC100RCの魅力だろう。
今回は詳しく触れなかったが、HC100RCは映像内の動きや物音を検出するとスマートフォンに通知する「動体検知機能」や「音声検知機能」なども搭載している。動きや物音があったときの部屋の画像や動画をメール送信できるなど、ひと通りのセキュリティ機能を備えており、防犯目的でネットワークカメラを導入したいという用途にも対応可能だ。