"疲れやすさ"や"だるさ"などの症状が出る病気「CTEPH」って何だ?
バイエル薬品はこのほど、全国の20代~60代の男女1,000人を対象に実施した「慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH/シーテフ)と、難病に対する生活者の意識と身近な症状に対する調査」の結果を明らかにした。調査期間は3月16日~18日。
CTEPH は、慢性血栓塞栓性肺高血圧症(chronic thromboembolic pulmonary hypertension)の略称。CTEPH では、肺の血管の内側に血のかたまり(血栓)が詰まり、血液が流れにくくなって、肺動脈へかかる圧が上昇する「肺高血圧症」と呼ばれる状態が続く。肺と心臓の血液の流れが悪くなるため、息苦しさや身体のだるさ、胸の痛みなどさまざまな症状が現れるのが特徴だ。
調査で日頃感じる症状を聞いたところ、「疲れやすさ」や「だるさ」があると回答した人は70%以上と多数にのぼることが明らかになった。ただ、「疲れやすさ」や「だるさ」を感じていても、半数近くの人が「特に何もしない」と回答しており、一般病院や診療所などの医療機関を訪問する割合は5%以下になっている。
難病に対するイメージを尋ねたところ、「社会生活が困難」「明確な治療法がない」