確定拠出年金、運用会社のあなたの成績は? - 34歳女性、加入歴10年の場合
制度変更などに関する報道で注目を集めている確定拠出年金。だが、確定拠出年金を導入している会社の社員で、良く分からないまま運用している人も多いのではないだろうか。そこで今回は、そういう方々に参考していただく意味も込めて、実際に確定拠出年金向け運用商品を提供している運用会社であるフィデリティの社員の方々が、どのような形で運用しているのか、さらにその運用成績はどうなのか、20代、30代、40代のそれぞれ各お一人に直撃した内容を紹介したい。
第2回目となる今回は、30代のBさんにお話を伺った。
――まず、年齢、入社年、確定拠出年金の加入歴を教えていただけますか?
34歳、2005年入社、確定拠出年金加入歴は10年です。
――確定拠出年金に加入する前の確定拠出年金に対するイメージを聞かせてください。
超高齢社会の中、個人のリスク許容度に応じて自己責任で年金管理できることは大変有難い制度だと感じていました。
――日本の年金制度の将来への考え方はいかがでしょう。
祖父・祖母を見ていると、恩給もあり生活に充分な水準の年金を受け取っていますが、私自身が老後を過ごしているであろう70代半ばのころ、日本では65歳以上人口が4割程度を占めるまで高齢化が進むと言われています。