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2021年注目の若手女優10人! 朝ドラ主人公の妹役、16歳で大人のムードと美貌

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2021年注目の若手女優10人! 朝ドラ主人公の妹役、16歳で大人のムードと美貌

●ガッキーと同じ足取り
「新年の頭にネクストブレイク候補を発掘する」、マイナビニュース恒例の年始企画を今年も実行。年々、他サイトで似た記事も増えてきたが、ここでは「とびきりフレッシュな先物買い」という観点から10人の若手女優を紹介していく。

セレクトのポイントは、最近の出演作で見せた可能性、出演予定のラインナップ、業界内の評価。次々に新星が誕生する女優業界で、今年ブレイクのきっかけをつかむのは誰なのか?
○■世代屈指の演技派たちがついに来る

1人目は、小学生時代から高い評価を得ていた蒔田彩珠(18)。10歳のころから是枝裕和監督作品の常連で『ゴーイングマイホーム』(フジテレビ系)、映画『三度目の殺人』『万引き家族』などに出演してきた。昨年は映画『朝が来る』で報知映画賞 助演女優賞を受賞したほか、映画『星の子』『#ハンド全力』にも出演。それぞれ河瀬直美、大森立嗣、松居大悟と実績十分の監督作であり、いかに業界内で認められているかがわかるだろう。

今年は朝ドラ『おかえりモネ』(NHK)でヒロインの妹役を演じる。
ヒロインは同年生まれの同じく実力派・清原果耶が務めるだけに2人の化学反応は必至で、知名度を実力に見合うレベルまで上げる一年になりそうだ。

2人目も、同じく子役時代から実績十分で業界評価の高い小野花梨(22)。昨年は『ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~』(NHK)に出演したあと、『親バカ青春白書』(日本テレビ系)への出演で一般認知も高まりつつある。とりわけ終盤に見せたムロツヨシとのキスシーンはインパクト大だった。

さらに中井貴一や鈴木京香ら大物に混じって『共演NG』、伝説の不良漫画を実写化した配信ドラマ『湘南純愛組!』(Amazonプライム・ビデオ)にも出演。早くも世代トップクラスのバイプレーヤーぶりを見せているだけに、今年はどんな役を演じるのか楽しみだ。

3人目も、バイプレーヤーとしての資質を高く評価されている古川琴音(24)。昨年は朝ドラ『エール』(NHK)で主人公夫妻の娘、『この恋あたためますか』(TBS系)で漫画家志望の中国人アルバイターを演じたほか、『レンタルなんもしない人』(テレビ東京系)では同性愛の女性、『絶対零度 未然犯罪潜入捜査』(フジ系)では難病で入院中の元バレリーナと、いずれも難易度の高い役柄を演じた。
今年は菅田将暉と有村架純の主演映画『花束みたいな恋をした』、若葉竜也の主演映画『街の上で』への出演が決定済。事務所の先輩である門脇麦、岸井ゆきのに続く貴重な20代バイプレーヤーとして引っ張りだこになりそうだ。
○■第2のガッキーと16歳のクール美女

4人目は、同じ所属事務所、『nicola』モデル、ポッキーCMなどから「第2のガッキー」と言われてひさしい南沙良(18)。昨年は『ピンぼけの家族』(NHK BSプレミアム)、『これっきりサマー』(NHK)、『うつ病九段』(NHK BSプレミアム)に出演したほか、映画『もみの家』では主演も務めた。

今年は『六畳間のピアノマン』(NHK)、映画『太陽は動かない』などの出演が予定され、さらに来年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)への出演が早くも発表されている。2018年に映画賞の新人賞を総なめにしたこともあり、ルックスと同等以上に演技の評価も高く、NHKの出演作が多いことから朝ドラ出演の可能性も高い。

5人目は、23歳にして人妻から母親、ハードな役柄を演じられるなど若き演技派の萩原みのり(23)。昨年は主演作の『転がるビー玉』をはじめ、『37セカンズ』『ステップ』『僕の好きな女の子』『13月の女の子』『アンダードッグ』『佐々木、イン、マイマイン』の映画7作に出演して経験を積んだ。


秋には1話5分×26話のミニドラマ『Memories~看護師たちの物語~』(BS日テレ)で主人公の若手看護師を好演。今年は『お茶にごす。』(テレ東系、Amazonプライム・ビデオ)、映画『花束みたいな恋をした』『街の上で』への出演が予定されている。

6人目は、16歳ながら息をのむような大人のムードを醸し出す茅島みずき(16)。13歳で初めて受けたオーディションでグランプリに輝き、14歳で若手女優の登竜門である『ポカリスエット』のCMに抜てきされ、『東京ガールズコレクション』でモデルデビューするなど、ポテンシャルの高さは特筆に値する。

昨年は『不要不急の銀河』(NHK)、『メンズ校』(テレ東系)、映画『青くて痛くて脆い』、今年は1月から『ここは今から倫理です。』(NHK)に出演。佇まいの美しさからCM業界の期待も高いだけに、おのずと女優業のオファーも増えていくはずだ。


●同世代女性からの圧倒的な支持
○■『さくらの親子丼』出演の3女優
7人目は、2017年8月の「全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリに輝いた井本彩花(17)。受賞からわずか4か月後に『ドクターX~外科医・大門未知子~』(テレビ朝日系)に出演し、早くから女優としての資質を評価されていた。

昨年は『女子高生の無駄づかい』(テレ朝系)でオカルト趣味の女子高生、『ラーメン大好き小泉さん 二代目!』(フジ系)で成績優秀なクラス委員長、『さくらの親子丼』(東海テレビ・フジ系)で兄から性的虐待を受け難病に侵される少女と、実年齢に近い一方で難しい役柄を演じ続けた。

特筆すべきは、大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK)にお市役で出演したこと。兄妹愛と夫婦愛のはざまで揺れるこちらも難役であり、期待のほどがうかがえた。さらに、『オスカルイーツ』(テレ朝系)ではデカ盛り料理に挑み大食いぶりを披露するなど、バラエティでの才能も十分で、ますます活躍の場を増やしていくだろう。

8人目も、キャリアわずか2年ながら難役のオファーが多い永瀬莉子(18)。昨年は『アンサング・シンデレラ』(フジ系)で1型糖尿病の入院患者、『さくらの親子丼』で父親から教育虐待を受ける少女、『七人の秘書』(テレ朝系)は盗撮被害と警察の脅しに苦しむ女子高生を次々に演じた。


ただ、それ以上に業界内でひそかに注目されていたのは、恋や性に揺れ動く女子高生のリアルな心情を描いた『17.3 about a sex』(ABEMA)への出演。同じ『Seventeen』モデルの田鍋梨々花、秋田汐梨とともにトリプル主演を務めたほか、性に厳しい過干渉な母親役の藤原紀香とのシーンが注目を集めた。まだゲスト出演が多いものの、約2年で10作に出演するハイペースぶりで、一気の飛躍も期待できそうだ。

9人目も、昨年『さくらの親子丼』に出演していた清水香帆(12)。同作では虐待を受けた父親を訴えて裁判に挑む少女役を熱演し、視聴者の涙を誘っていた。ただ、それ以上にインパクトが強かったのは、朝ドラ『エール』への出演。二階堂ふみが演じるヒロインの幼少期を演じたのだが、見事な歌唱シーンを演じたほか、父親役の光石研との感動的なエピソードで称賛を集めた。

その他にも『LIFE!~人生に捧げるコント~』の「夜の連続テレビ小説 うっちゃん」に出演。
キッズモデルであること、ダンスやピアノが得意であることなども含め、トップ女優になりそうなムードが漂っている。○■女優業に本格進出した「りんくま」

最後の10人目は久間田琳加(19)。もともと同世代女性から圧倒的な支持を集めていたが、昨年は満を持してテレビに本格進出した。

『ヒルナンデス!』(日テレ系)では水曜シーズンレギュラーとして生放送バラエティに挑み、『Do8』(フジ系)ではぺこぱ、四千頭身、3時のヒロインの若手芸人たちに唯一女優として参加してコントやトークに挑戦。その他にもバラエティへのゲスト出演が増えたほか、女優としても『マリーミー!』(ABC・テレ朝系)で主演を務め、瀬戸利樹と「夫婦なのに恋人未満」という微妙な関係のカップルを演じた。

現役Seventeenモデルの「りんくまちゃん」として女性層の人気はもちろん、常に笑顔を振りまき、無防備に放たれる天然ボケで男性層の人気も急上昇しているだけに、ドラマ・バラエティともに出演本数が一気に増えるかもしれない。

今年はどんな新星が飛び出し、どこまで人気を集めていくのか。ここで挙げた10人はその可能性を秘めた筆頭株だけに、一年間追いかけてみてはいかがだろうか。


木村隆志 きむらたかし コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者、タレントインタビュアー。雑誌やウェブに月20~25本のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』などの批評番組にも出演。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもある。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超え、ドラマも毎クール全作品を視聴。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』など。 この著者の記事一覧はこちら

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