確定拠出年金、運用会社のあなたの成績は? - 41歳男性、加入歴12年の場合
制度変更などに関する報道で注目を集めている確定拠出年金。だが、確定拠出年金を導入している会社の社員で、良く分からないまま運用している人も多いのではないだろうか。そこで今回は、そういう方々に参考していただく意味も込めて、実際に確定拠出年金向け運用商品を提供している運用会社であるフィデリティの社員の方々が、どのような形で運用しているのか、さらにその運用成績はどうなのか、20代、30代、40代のそれぞれ各お一人に直撃した内容を紹介したい。
最終回となる今回は、40代のCさんにお話を伺った。
――まず、年齢、入社年、確定拠出年金の加入歴を教えていただけますか?
41歳、2001年5月入社、2003年6月に加入しました。
――確定拠出年金に加入する前の確定拠出年金に対するイメージを聞かせてください。
時代の流れに鑑みれば避けがたい"自己責任"に基づく年金制度ですが、肝心の投資教育が行き渡らない間に、制度がスタートした印象があります。従前は企業が自らリスクを取って年金運用していたところを、DC導入企業においては運用方針・投資判断が従業員に委ねられます。
制度発足に先んじて、従業員向けの投資教育を徹底的に実施すべきだったと思います。