つっこまずにはいられない! 大阪府の「石切神社」参道はアナザーワールド
そして神社の鳥居や手水舎の柱にも「勲五等四世阪本昌胤」と記されている。
実はこの阪本昌胤という人物、精力ドリンク・赤まむしなどを製造・販売しているサカンポー(元阪本漢方製薬)の四代目当主。この製薬会社の起こりが東大阪市石切町であり、四代目の阪本昌胤氏は創業地であるこの地に大仏を建立し、これを宗教法人にして自らその管長に就任。また、石切神社を始め、東大阪市や石切町に多くの寄付もされているようなのだ。
○占い・厄ばらいのメッカ
先述の豊八に限らず、この参道はとにかく占いの類が多いことでも有名。占い専門のお店だけでなく、衣料品店や飲食店でも店先に「手相見ます」や「結婚相談」と謳(うた)っているところがある。また、「陰陽師占い」といった珍しい占いまである。
○本尊がゆるキャラ風な石切神社
さて、肝心の石切神社だが、この神社は伊勢神宮を本宗とする神社本庁には入らず、神道石切教という独自の宗教を開いている。
参道からずっと山側へ上がった、石切神社上之宮のすぐそばに「石切夢観音堂」という施設があるのだが、これはその神道石切教のものだ。
堂前の両脇にそびえるのは、なぜかギリシア神話の伝説の天馬・ペガサス。