平野レミの"免疫力UPレシピ "を大公開! ‐ 自作のにんにくの歌も披露
再生・細胞医療に関する研究開発などを行うテラの代表取締役社長・矢崎雄一郎氏(以下、矢崎社長)はこのほど、料理愛好家でシャンソン歌手の平野レミさんをゲストに迎え対談を行った。同対談の全模様は、矢崎社長の公式ホームページにて公開されている。
ご主人でイラストレーターの和田誠さんが「血糖値が高い」と診断されたことから、食事の栄養バランスにより気をつかうようになったと語る平野さん。ご自身はというと、人間ドックで医師から「あと5年間、病院に来なくていい」と太鼓判を押されるほどの健康体だとか。同対談では、矢崎社長が平野さんの元気と明るさの秘けつに迫った。
○平野レミさんが「まー、死んじゃうの!? 」と驚いたものは?
矢崎社長 本当にご家族のことを思われて、いろいろなことに気を配りながらお料理されてるんですね。
平野さん そう。有機野菜とか有機農法のお米にこだわったり、油や調味料は最低限しか使わないようにしたりね。
でもオーガニックの食材って高いからなかなか買えないし、あれは良いこれは悪いっていう情報もどんどん入ってくるから、何を選んでいいのか、ほんと難しいわよね。
矢崎社長 それは実際に台所を預かる主婦の切実な悩みですよね。レミさんはどんな油をお使いになってますか?
平野さん オリーブオイルは、イタリア・トスカーナ産の決まった銘柄のものを取り寄せてるの。ちょっと高いんですけどね。中華を作るときなんかは自然食品のお店で売ってるサラダ油。あとはココナッツオイルもよく使うわよ。
矢崎社長 ココナッツオイルですか。それはどんなふうに使われるんですか?
平野さん ドレッシングに混ぜるとすっごくフルーティーですよ。
抗酸化作用があるんだって。実は今日も買ってきたの。うちの近くの輸入食品のお店で売ってるんだけど、おひとりさま2個までって言われるから、昨日2個買って、今日も2個(笑)。
矢崎社長 ああ、なるほど抗酸化作用ですか。
平野さん トランス脂肪酸もゼロ、コレステロールもゼロで体にいいのよ。認知症防止にも効果があるって。
矢崎社長 シナプスという脳の神経と神経をつないで情報伝達している部分は、ほとんど油でできてるんですよ。だから良い油ってやっぱり重要なんですよね。
ココナッツオイルも飲んでみようかな(笑)。
平野さん いいですよぉ! 美容にもいいのよ。ちょっと味は独特だけど、カレーに入れるとそれだけでトロピカルになって最高! そういえば、油はやっぱり加熱しないでとるほうがいいんですか?
矢崎社長 そうですね。どんなに良い油でも加熱すると酸化してしまうので、ドレッシングに混ぜるのがいいと思います。ですから、天ぷらみたいに油を何回も使いまわすものや、スナック菓子の油なんかは本当によくないですね。
平野さん ダメよあんなの! ああいうのってだいたい酸化防止剤が入ってますけど、それって薬が入ってるってことでしょ。わたし、孫が3人いるんですけど、孫が食べてるお菓子の袋の裏側をパッと見てね、カタカナのよくわかんないのが入ってると「これダメ! 」って取り上げちゃうの。怖いですもん。
だって、今日食べたものが1週間後とか5年後の自分の体を作るんだと思ったらね。
矢崎社長 それは大事だと思いますよ。人の体の細胞は100日くらいで入れ替わるんです。だから真面目にいい食生活を続けていけば、100日くらいで人の体は文字どおり生まれ変われるんですよ。
平野さん えーっ!? 100日ですか。はぁ~、じゃあこの対談をご覧になった人たちも、今日から真面目にやれば3カ月後くらいにはちゃんとした体に生まれ変わってるかもしれないと。
矢崎社長 そうですね。健康な体に生まれ変わるんだと思って、毎日の食生活を変えていくだけでも全然違うと思いますよ。
平野さん ほんと、毎日の積み重ねですね。そういえば先生のご本(『免疫力をあなどるな! 』 <サンマーク出版・矢崎雄一郎著<)で、お味噌汁を作るとき、火を止めて少しぬるくなってから入れたほうがいいっていうのがありましたよね。あれは本当に目からうろこで、今まで大失敗してました。お味噌を全部溶かしてから火を止めてたの。
矢崎社長 沸騰させると、免疫力アップに効果的な乳酸菌が死んでしまいますからね。ただ、発酵食品の酵素や菌は、食べてしまうとだいたい胃で死んじゃうんですよ。
平野さん まー、死んじゃうの!?
矢崎社長 (笑)。死んじゃうんですけど、実は死んだ菌でもいいんです。
人の体の免疫細胞の約70%が腸に集まってるんですが、胃で菌が分解されてその死骸が腸を通っていくと、「菌じゃないか! 」って免疫細胞たちがびっくりするんです。びっくりして免疫が元気になる。「異物が来たからがんばらなきゃ、戦わなきゃ」って。
平野さん はぁ~。そういう理由で発酵食品は体にいいんですねぇ。その、戦わなくちゃっていうのは、戦って体をよくしようとしてるってこと?
矢崎社長 そうですね。菌って体にとっては異物じゃないですか。だからやっつけようとして、免疫細胞たちが元気になります。
その結果、体全体の免疫が高まってくる。実は健康な人の体内でも毎日5,000個のがん細胞ができていて、普段は免疫細胞たちがそのがん細胞が増えないように戦ってくれてるんですけど、免疫細胞たちの働きが鈍くなると、がんがどんどん増殖していっちゃうんです。そこで発酵食品を食べれば、免疫細胞たちが活性化して、がん細胞を元気に攻撃してくれるんですね。
平野さん なるほど~! すごくよくわかりました。だから食べないとダメなんですね。がんになったら大変ですもんねぇ。
矢崎社長 統計的に言うと、ふたりにひとりはがんになる時代ですからね。
平野さん ふたりにひとりですか。大変、じゃ私か和田さん(平野さんのご主人)どっちかよ!
矢崎社長 (笑)。人間ドックに毎年行かれて、いつも笑って良い食事をちゃんととれていれば、それほど心配ないと思いますよ。
平野さん よかった~。こうやって先生といろいろお話しさせていただくと安心しますね。いつも心配で心配でしょうがないの。大船に乗った感じがします(笑)。
●平野レミさんも大好き! にんにくを使った"免疫力UPレシピ"
同対談では、平野さんが大好きだと語るにんにくを使った、オリジナルの免役力UPレシピも紹介された。
○味の決め手はナンプラー「ニンニクどっさり鍋」
材料(2人分)
豚バラ肉(しゃぶしゃぶ用) 250g / にんにく 2株 / ゴボウ 小1本 / 水菜 1束 / 長ネギ 1本 / 切りもち 4個 / 中華麺 1玉 / 水 4カップ / 香菜、黒コショウ、豆板醤 お好みで
A(ナンプラー 大さじ2~3 / しょうゆ 大さじ0.5)
つくり方
1.鍋に水4カップと、皮をむいたにんにくを入れ、やわらかくなるまで中火で15分ほど煮る。
2.Aを加え調味し、豚肉 、ささがきにしてアクを抜いたゴボウ、ざく切りにした水菜、斜め切りにした長ネギを加える。肉に火が通ったら完成。
3.シメは、残り汁で、切りもちと中華麺を中火で煮込んで食べる。お好みで香菜、黒コショウ、豆板醤などを加えても。
レミさんからのアドバイス
・むきにくいにんにくの皮は、丸ごと1株、上下を少し切り落とすと簡単にむけます。
・ナンプラーはメーカーによってしょっぱさが違うので、味を見ながら分量を調節してください。
・途中で汁気が少なくなったら、ナンプラーやしょうゆ、水で調節してください。
○平野レミさんの元気の源は?
対談中、矢崎社長から「にんにくはがんを防ぐ食材といわれている」と聞かされた平野さん。すると、「私にんにく大好きで、にんにくの歌も作っちゃったくらいですよ。『♪にんにく~にんにくにく~おいしいのよ~ステキなのよ~』って」と自作の歌まで飛び出した。さらに平野さんのにんにくを数える単位は、「1片2片じゃなくて、1個2個」だとか。
そんな周りが驚くほどのバイタリティーが平野さんの大きな魅力。そして、「みんなが料理を食べてにっこりしてくれたら、"やったもんね! "って感じ」と語るとおり、家族や周りの人への愛情も元気の秘けつのよう。みなさんも、平野さんの免役力UPレシピに挑戦して元気をチャージしてみてはいかがだろうか。