日本郵政、Apple、IBMが提携、iPadを活用して高齢者の生活をサポート
新サービスはAppleとIBMが昨年7月に発表したグローバルパートナーシップを基に構築される。高齢者や子どもでも画面に触れて直観的に操作でき、アクセシビリティ機能も充実したiPadを端末に、IBMグローバル・ビジネス・サービスが高齢者向けの専用アプリを開発する。高齢者向けのアプリやガイダンスにはIBM東京基礎研究所が中心となって開発したアクセシビリティ技術および自然言語解析技術が応用され、薬を飲む時間の通知、運動・ダイエットのおすすめ、コミュニティ活動や高齢者支援サービスへのアクセスなど高齢者の生活を幅広くサポートする。データ統合やセキュリティ、アナリティクス、数百万台規模のデバイス管理といったインフラはIBM MobileFirstのクラウドサービスが担い、システム統合サービスを提供するIBMが日本郵政グループ職員への研修も行う。そして2万4000局の郵便局と40万人のグループ職員を持つ日本郵政のネットワークが、地域差のない全国規模のサービス展開を可能にする。
新サービスは、iPadと高齢者向け専用アプリのパイロットプログラムを経て提供開始になる。
日本郵政は日本郵便の「みまもりサービス」にiPadを活用する実証実験を2015年度下半期に開始する計画で、サービスを段階的に増やしながら、2020年までに400万から500万人へのサービス提供を目指す。
現在、日本の高齢者は人口のおよそ25%を占めており、今後40年の間に、その割合が40%以上になると予測されている。高齢者の割合は世界規模でも2013年の11.7%から2050年までに21%に増加する見通しだ。Apple CEOのTim Cook氏は「多くの国が高齢者をサポートする課題に直面しており、この取り組みは世界に大きな影響を与える可能性がある」とコメントしている。
提供元の記事
関連リンク
-
new
KEY TO LIT岩崎大昇&猪狩蒼弥&佐々木大光、新感覚“鬼ごっこ”に参戦 MC吉村崇「“2026年、KEY TO LITの年”です」
-
台湾SINBON、EVを動かす裏方の配線・接続技術をオートモーティブ ワールド東京2026で披露 充電・HV/LVに一体対応、世界9拠点で量産供給
-
介護・仕事・年齢の壁を越えて世界へ「MRS Asia Pacific 2025」でチームJAPANが準グランプリ含む快挙
-
宝塚歌劇 花組公演「『悪魔城ドラキュラ』~月下の覚醒~」全世界 動画配信(VOD)実施のお知らせ
-
本田圭佑が描く“働く×スポーツ”の未来!企業対抗リーグ「CORPORATE LEAGUE」始動