2015年5月1日 12:40
ランサムウェアの検出件数がAndroid/PCの双方で増加 - Fsecure
サイバーセキュリティ企業であるエフセキュアは4月30日、無防備な携帯電話ユーザやPCユーザから金銭を恐喝するマルウェアが増加していることを指摘する新しい調査レポートを公開した。
新しい脅威レポートによると、トロイの木馬やランサムウェアを送信するプレミアムSMSメッセージなどのマルウェアは拡大を続けているという。
セキュリティ研究所主席研究員のミッコ・ヒッポネン氏は、「ランサムウェアは、暗号化やその他のメカニズムを利用してデバイスをロックし、犯罪者は、身代金を支払わなければユーザ自身のデバイスをロックして閉め出してしまうという手口で、ユーザを恐喝する。仮想通貨の普及によって、ランサムウェアが犯罪者にもたらす利益と利便性はより大きくなっており、エンドユーザにとって、ランサムウェアは今日最も注意すべきデジタルの脅威だ」と述べる。
プレミアム料金の番号にSMSメッセージを送信するトロイの木馬にAndroidデバイスを感染させることで、犯罪者に利益をもたらすSmsSendは、最も急速に拡大したモバイルマルウェアの1つ。またランサムウェア、中でもKolerおよびSlockerのものは、Androidデバイスに対する上位の脅威の1つとして確認されている。