資産性の高いマンション購入、約9割が関心--現在の価格は「高い」が6割
不動産ビッグデータを所有するスタイルアクトはこのほど、マンション購入検討者の定例意識調査を実施、結果を公表した。
同調査は、同社インターネットサイト「住まいサーフィン」の登録会員のうち、直近3カ月間に新築マンションの販売センターに行った経験がある人のみを対象として実施した「マンション購入に対するアンケート」。供給者側の分譲価格・初月契約率・在庫数は公表されており、同社は、"購入検討者の心理"を四半期単位で時系列比較している(第1回は2008年4月、今回で29回目)。調査期間は4月3日~10日、回収サンプル数は104件だった。
○購入検討者の約6割が価格高騰を実感
今回の調査では、現在の価格に対して約6割が「高い」と回答。価格高騰を実感している人は、前回の調査時(2015年1月)より5ポイント増加している。
次に、1年後の価格については「上がる」と74%が予測。自由回答からは、価格高騰はオリンピックまで続くとの意見が多くみられる。
○価格高騰継続で、資産性に強い関心
また、「資産性の高いマンションを買いたいですか?」という設問では、9割がポジティブ(そう思う+まあそう思う)な回答をしており、マンションを選択する上で資産性が重視されていることが明らかになった。