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Apple Watchのバッテリーはどのくらいもつのか試してみた

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Apple Watchのバッテリーはどのくらいもつのか試してみた
●Apple Watchのバッテリーライフ
Apple Watch 3日目。だんだんApple Watchそのものに対して、落ち着いて接することができるようになるタイミングだった。

新しい製品に触れると、ついつい色々試したくなり、移動時間や空き時間にずっといじってしまうのは筆者だけではないはずだ。とはいえ、Apple Watchは、製品がシンプルなこともあり、落ち着いて接するまでの時間は他のガジェットよりも少なかったように感じる。

ゴールデンウィークらしいさわやかな晴天が続き、25度を超える夏日も楽しめるようになってきた。普通の腕時計でも汗ばむ季節。Apple Watchにもじわりと汗がにじむ。もちろん汗程度の水気は問題ないはずだが、普通の時計よりも熱源になり得るApple Watchについて、夏場での使用がどのようになるのか、気になるところだ。


○バッテリーライフは1日18時間

今日は、みんな気になる、バッテリーについてだ。実際のバッテリー使用は、1日中分に持つApple Watchの批判の的は、バッテリー問題だ。昨今の時計の多くは自動巻や、超低消費電力とソーラー発電による駆動で、電池の心配をすることから解放されている。

筆者も自動巻の機械式時計とソーラー発電のスポーツウォッチを使っていたため、機械式時計のオーバーホール以外のメンテナンスは気にすることがなかった。

しかしApple Watchは、1日、18時間のバッテリーライフであるとうたわれている。つまり毎日充電が必要、ということだ。

しかも18時間の内訳には、90回の通知、90回の時刻チェック、45分のアプリ利用、30分間のワイヤレス音楽を聴きながらのエクササイズという一般的なApple Watch利用のパターンが示されていた。

気になるのは90回の通知、と言う部分。
おそらくメッセージやLINE、Twitterなどで積極的にコミュニケーションや情報発信をしている人は、おそらくこの90回という回数を1時間で消費するかもしれない。

●2つのパターンで試してみた
そうしたことも視野に入れて、初期設定ですべてのアプリの通知をApple Watchに転送するようにして、使ってみた。そこで、2つほど、実際のパターンを示してみたい。【パターン1】
朝5:30に100%で使い始め、海浜幕張、巣鴨へ移動。通知を受けたらすぐにその場で確認する、という使い方で150回の通知を確認。7時間経過して残り69%。さらに同じような使い方で12時間経過し、49%。

【パターン2】
朝8:00に100%で使い始めて、40分のドライブのナビ、3回の通話と、前述のような通知の使い方を交えて利用し、12時間経過して残量54%。


42mmモデルの方が38mmモデルよりもバッテリーの持続時間が長いとされているが、だいたい12時間で半分ほどの消費する計算だ。となると、Appleが示す18時間という数字はだいたい達成できるのではないか、と言う実感が得られた。

○ただし、充電し忘れ、充電器忘れも

バッテリーはある程度余裕を持って利用できそうだ、と言うことが分かってきたApple Watch。ただし、日曜日の夜はApple Watchの充電を忘れて寝てしまい、月曜日の朝は100%充電ではない状態からスタートすることになった。

使い始めて3日目にしてこの失態。おそらく3日おきに、と言う頻度ではないかもしれないが、個人的な感触として「これは再びやってしまう可能性が高い」と思う。iPhoneですら充電し忘れて、モバイルバッテリーで充電しながら午前中を過ごすこともあるため、管理するデバイスが1つ増えると、さらにそのリスクは高まりそうだ。

Apple Watchは磁石を利用した無接点充電器が付属してきて、この充電気でのみ充電することができる仕組みだ。
iPhoneのLightningケーブルは壊れない限り、iPhoneやiPadを買い換えるたびに増えていくが、Apple Watchの充電器は当分増えそうにない。
つまりこの1本を大切に使わなければならないのだ。そこに起因する失敗・その2が待ち受けていた。

それは、朝、残量が少ないにもかかわらず、Apple Watchの充電器を忘れてしまったのだ。時計間コミュニケーションDigital Touchが、相手が少なくて試せないように、Apple Watchの充電器も使っている人が少なくて借りられない。

●省電力モードで「くやしい」思い
○省電力モードは「くやしい」

そのため、3日目にして、「非常に不名誉」と言うべき、バッテリーライフのレコードを作ることになってしまった。朝、7:00に充電を忘れて33%で家を出発。午後1:00に残り残量10%となり、省電力モード入り。
その後、午後6:00に戻り充電を開始し、Apple Watchの文字盤が復活。

省電力モードは、時計機能だけを生かして電池を長持ちさせる、いわば緊急モードのようなものだ。文字盤には緑のシンプルなデジタル時計のみを表示するようになり、その他の機能は受け付けなくなる。

もし意図的に省電力モードに切り替えた場合は、側面のボタンを長押しすることで通常モードに復帰することができる。

本来であれば、充電し忘れて寝てしまったときに、省電力モードにしておけば、朝の出発時に残量50%から始められていたかもしれない。もちろん、寝ぼけていてそんなことを気にする余裕はなかったわけだが。

省電力モードで時計としての役割は果たしてくれるが、1つくやしいのはアクティビティのトラッキングが途切れることだ。

これは追って紹介するが、Apple Watchのキラーコンテンツとしてエクササイズやアクティビティ機能が挙げられる。
ちょっとナイキを意識させるネオンカラーの円グラフで1日の運動の達成度を表現してくれる仕組みだが、常に進捗を文字盤に表示することもでき、非常にモチベーションが高まるのだ。

前述のパターンでは、午後1時から午後6時までの5時間、割と電車の乗り換えも含めて移動・歩行が多かった時間帯のデータが取れてない、というのはくやしさがにじむ。戻ってきて充電されてきたので、改めてウォーキングか軽いランニングに出かけて、1日のゴールを達成しに行こうと思う。こうしたモチベーションがいつまで続くのか、についても、個人的な実験内容として、ここに記しておこうと思う。

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