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シンデレラ女優リリー・ジェームズ、先輩女優の初期作を見て自信に「みんな最初から大女優じゃない」

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シンデレラ女優リリー・ジェームズ、先輩女優の初期作を見て自信に「みんな最初から大女優じゃない」
●大作というプレッシャーを自分なりに克服
2015年オープニング成績で洋画1位の大ヒットスタートを切った、ディズニーの実写映画『シンデレラ』(公開中)。短編『アナと雪の女王/エルサのサプライズ』の同時上映も話題の本作でシンデレラを演じているのは、オーディションで役を射止めた女優リリー・ジェームズだ。

ケネス・ブラナー監督をはじめ、継母役のアカデミー賞女優ケイト・ブランシェットらも「心が美しく、見た目も美しい」「自制心、集中力、奥深さがあるとともに、非常に陽気な面も持ち合わせています」などと絶賛。本作をきっかけに活躍が期待される彼女に、ディズニー大作主演という大役にどのように挑んだか語ってもらった。

――ディズニーの名作アニメを実写化した『シンデレラ』。変身シーンなどCGを組み合わせて見事に描いていましたが、演じる難しさはありましたか?

実はCGはあまり使ってないんですよ。カボチャが馬車になるのはCGですけど、戻るシーンなんかはハーネスをつけてクルクル回ったり実際にやっていたんです。カボチャが小さくなるのも、実際に小さくなるようなものを作って反応しているので、存在していたんです。
トカゲのような男の人もいましたし(笑)。実際にないものは想像力でカバーしていましたけど。ネズミとのやりとりは想像力です!

――『プリティ・ウーマン』のジュリア・ロバーツさんや、『プリティ・プリンセス』のアン・ハサウェイさんなど、ディズニー映画をきかっけに、世界的女優へと羽ばたいた女優が多くいます。今回シンデレラ役に大抜擢され、そういった先輩女優たちを意識しましたか?

撮影中に『プリティ・ウーマン』を見たんです。これってまさにシンデレラストーリーじゃないって! でも今回、大作というのを考えすぎると緊張するので、監督のケネス・ブラナーからいろんなアドバイスをもらうなどストーリーに集中することによって、「自分が主役をやっているんだ」「ディズニーの大作なんだ」と思わないように心がけていました。そして、プロデューサーの方たちもサポートしてくれ、みんなが優しかったんです。白いバラの花束を贈ってくださったこともありました。現場がとても平和で、前向きな雰囲気で、みんなが仲良かったので、大作というイメージではなく親しい仲間で作っているという感じでした。
――撮影中に『プリティ・ウーマン』を見ようと思ったのはなぜですか?

大好きなんです! ジュリア・ロバーツが一番好きな女優の1人なので、『プリティ・ウーマン』は何回も見ているんです。もう100回くらい。そのほかにも、ケイト・ブランシェットやヘレナ・ボナム=カーター、メグ・ライアンなど、みなさんの初期の頃の作品をたくさん見たんです。私は今回が初めての大役なので、彼女たちが私の年齢だった時代の映画を全部見てみたんです。勉強になると思って。

――どういったことが勉強になりましたか?

みんな若々しくて新鮮で、ナイーブなところがあったりして、最初から大女優なわけじゃないんですよね。スタートがあるということで、それを見て自分も自信がついたというのがありましたし、「私は今メリル・ストリープじゃないのよ」って思うことができました(笑)。

(C) 2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

●継母役ケイト・ブランシェットから学んだもの

――こういう女優になりたいという目標はありますか?

ケイト・ブランシェットは憧れの女優であり目標です。
この映画に入る前にも舞台を見に行ったんですが、動物的な魅力と響き渡るような声、そういった舞台での演技と、非常に微妙な映画での演技、両方を使い分けられる彼女のようになりたいと思っています。

――本作では、ケイト・ブランシェットさん演じる継母との共演シーンがとても見応えがありました!

あまりにも継母役を素晴らしく見事に演じていたので、私はただ反応するだけでよかったです。そこにいるだけで彼女が全部仕事をしてくれるというくらい(笑)。そして、本当に深みのある演技だったので、最後に「許す」という言葉が自然に出てきましたね。彼女のいろんな考えや気持ちがよく伝わってきました。

――ケイト・ブランシェットさんから何かアドバイスはありましたか?

言葉でのアドバイスは特になかったんですが、彼女はすごく私をサポートしてくれたり、見ているだけで勉強になりました。

――どういったことが勉強になりましたか?

すごくおもしろい方でユーモアのセンスが抜群なんです。仕事に関しては自分に厳しいんですけど、仕事じゃない時は軽やかで楽しい方で、温かい方なんです。
ケネス監督もそうで、聞く耳をもって一生懸命聞いてくれる、そういう姿勢がとても素晴らしいと思いました。――この映画にはとても夢が詰まっていますが、どのようにこの作品を楽しんでもらいたいですか?

おとぎ話なので、現実というのは必ずしも優しいからといっていいことが起きるわけではないかもしれません。でも、この映画にはすごく魔法がたくさんあって、皮肉がない。希望に満ちていて夢がある。子供には夢を与えたいですし、大人もロマンチックな気持ちになってほしい。映画を見ている1時間半はそういうものを信じたいですし、希望を持ちたい、ハッピーな気持ちになりたい! そんな風に楽しんでもらいたいです。

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