くらし情報『ルーターオススメ規格「IEEE 802.11ac」のチェックすべきポイント - Wi-Fiルーターの選び方(第3回)』

ルーターオススメ規格「IEEE 802.11ac」のチェックすべきポイント - Wi-Fiルーターの選び方(第3回)

を利用できる機種がある。通常、無線LANルーターのアンテナは全方向に等しい強さの電波を飛ばしているが、それぞれのアンテナの強度を調整し、壁などの反射を利用して指向性を持たせ、目的の端末に向けて最適な電波が届くようにするのがビームフォーミングだ。11acとしてはオプション扱いだが、注目したい機能のひとつだ。

ビームフォーミングでは5GHz帯が苦手とする障害物が多い環境でも高速で通信しやすくなり、これまで届かなかったところでも通信できるようになる。

ビームフォーミングでもルーターだけでなくクライアント側が同機能をサポートする必要があり、今の所、同機能に対応を明記しているのはiPhone 6/6 PlusやGalaxy Sシリーズ、AQUOS PHONE ZETAなど、数が少ない。自分が対応機種を使っているなら、積極的に対応ルーターを使うようにしたい。

なお、バッファローは同社の無線LANルーターの一部で、11ac非対応のiPhone 5/5c/5sやNEXUS 7などでも速度向上が得られるとする「ビームフォーミングEX」を搭載している。ビームフォーミングEXも対応機種が限られる機能ではあるが、11ac非対応端末がある場合、選択肢のひとつとして考えておいてもいいだろう。

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